海外文学が好きなひとのためのグループです。イメージは生田耕作が設立した出版社、奢覇都館の謳い文句、「低俗と量産の時代に、敢て問う誇り高き少数者の声」。
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アンドレ・ブルトン著 巌谷国士訳 ナジャ まず、訳註の熱量がすごい。これだけ長くても私が最後まで参照しながら読めたというのもすごい。しかし註を先に読むか後で読むかというのは悩ましい問題。 作品の感想を書くのは難しい。見知らぬ大きな家の中で迷ってしまったような感触。根本的に私はこの作品が何を書こうとしたのかが掴めていない。シュルレアリスムの小説と思い込んで読みはじめたせいで余計に迷子になったのかもし…
Scholastic Classics: Irish Fairy Tales, Myths and Legends (English Edition) 作者:Fanning, Kieran 発売日: 2020/03/05 メディア: Kindle版 ジャンル:民話、神話 ページ:256 あらすじ アイルランドで昔から語り継がれている民話、そして神話をわかりやすくリライトした民話・神話集。ハロウィー…
BOOTH以外の販路も開拓していく、と宣言してからだいぶ時間が経ってしまったが、ようやく1軒、書店に自分たちが作った本を置いてもらうことになった。 地元の小さな書店、向島の「書肆スーベニア」さん、こちらに「ソガイvol.5」を3冊置いてもらった。文学フリマのような本のイベントももちろん良いが、特別なイベントがない日にも店頭に自分の本が並んでいる、というのも良いものだ。親切にも、書店に本を置いてもら…
どーも、準一です。 この記事は、社会の構成員としてほとんど機能していないガチ底辺が、 日々のニュースをサクッとキュレーションしていくシリーズです。 主だった構成としては、 1.ニュースのシンプルな要約 2.周辺知識や参考トピック 3.世間の反応 4.底辺から見える景色 の4軸で成り立っています。 社会的弱者に付き合う時間なんかないわ!! って人は、最初の5W1H記法に則った 「ニュースのシンプルな…
このブログのタイトルにでかでかと掲げているように、私は学部から修士2年の今に至るまで数年間、文学を専門として学生をやっています。 そんな身でこういうことを言うのはとてもお恥ずかしく、実際長年内心コンプレックスとして抱えている点なのですが、私、 正直そんなに読書が好きなわけじゃないんですよね。
村田沙耶香『コンビニ人間』の白眉は、古倉のような人間と白羽のような人間の「近さ」というか、「対」である感じを、凍えるような現実認識でもってピタッと見破り、描出している点だろう。同じことが同じ濃度で行われているのは、今の所、寡聞にしてウエルベックの『素粒子』でしか見たことが無い。 古倉と白羽は共に、現代において支配的な「恋愛→結婚→家族+労働」システムの落伍者である。このシステムは、個体と個体が「労…
天を仰ぎたくなる。 大きな態度をしている割に、その国の中には様々な人がいるはずなのに、 自分の傲慢を認めず、リーダーとしての立場に目を瞑り 大事な時、みんなが危機の時は、 自分から声を出さず、殻に籠もり、自分の責任にはならないようにする はぁ、 もう天を仰ぎたくなる気持ち。 今、この国がずっと見ないようにしていたツケが回ってきているのかもしれない。 僕ら一人一人がこの国の未来を諦めず、声を上げてい…
タイトルの通りです。今後、はてなではなくnoteから発信してまいります。理由としてはやはり、実名で発信していこうという気持ちになったこと、そして多くの知り合いがnoteから発信していることが大きいです。 これまでに書いた記事は大切に、加筆修正してnoteにあげたいと思います。来てくださった全ての人に、ありがとうございました!!私は言葉に救われています。苦しい時や自分のことを見つめ直したい時、ブログ…
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