純文学小説、長編から短編、詩を綴る創作家たちのグループです。 御承知の程、御自由に御参加下さい。
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会社の人から信玄餅をいただいた。有名なお菓子だが、私は一度も食べたことがなかった。 インターネットの情報でこれは食べるのが難しいというのを知っていたし、見るからに きな粉が吹きこぼれそうだったし、食べ方がわからないから会社のパソコンでググって信玄餅を食べるのも格好が悪いので、ひっそりと自宅に持ち帰った。 カバンに包装そのままで入れ、無事に運搬し、カバンから出したのを見た妻が一言、「シロウトが」と罵…
村上春樹の「1973年のピンボール」を読んで無性にピンボールをしたくなった。 調べてみると、大阪の心斎橋にピンボール専門店を見つけたので行ってきた。 【ザ・シルバーボールプラネット】 大阪のアメリカ村 心斎橋BIGSTEPの3階にあるピンボールアーケード「THE SILVER BALL PLANET」 日本では珍しいピンボールの専門店。70年代から現代までのピンボールマシンが100台以上集められ、…
今日は植栽工事。あいかわらず遅々として進まない現場。 高木を数本搬入したはいいが、結局植えることもできず、かわりに地被を植えてまわった。タマリュウ、キチジョウソウ、ベニシダ、矮性アガパンサス、クリスマスローズ、アベリアコンフェッティ、斑入りツワブキ、シマカンスゲなど。 踏圧に強いタマリュウは避難経路の植え潰しなどにも使ったが、社長の案でエッジにも使ったが、これがよかった。施工はぼく。 タマリュウと…
月が欠けていくのを何もできずに見ていたあの冷たそうな光は太陽の光の反射だからきっと見た目よりもずっと温かいのだろう今度欠けたら月はもう元に戻らないらしいあの光が見えなくなってしまうのは残念だ僕は発泡スチロールを削って丸い形にして自分だけの月を作ろうとした (ランキングに参加しています。よければ応援お願いいたします。)
学校図書館司書の仕事④ 図書の授業 お久しぶりです。 クロミミです。 司書を生業とする私が今回も司書のお仕事について語ります。今回取り上げるのは、 図書の授業 これは皆様もご記憶にあるのではないでしょうか。 教室や図書室で小学校の頃に司書の先生が読み聞かせなどをしてくれる時間があったなあ、って。 あの時間のことですよ。 私は現在4校兼務なので、本務校である中学校以外の小学校3校で来校時に図書の授業…
製塩や製鉄などにおいて、熱量を得るため薪が大量に求められ、その薪を供給する森や山の消耗が激しかったのである。(海野聡『森と木と建築の日本史』岩波新書) 明治国家は、神道を「信教の自由」によって選択されるような宗教と区別しました。すなわち、神道を他の宗教と同一レベルにおくことを禁じたのです。(柄谷行人『世界史の実験』岩波新書) 信仰(宗教)と敬神(国家神道)の別。 そこで、柳田は、子孫をもうけること…
たんっ。と軽やかな音を鳴らして跳ね上がる。 頬を撫で、髪の隙間を通り抜けていく風が心地いい。 地球に引っ張られるままに近くのビルへと降り立ち、直ぐにまた跳ね上がる。 目的地もなく、行きたいままに適当にビル街を跳ね回っているとビルの隙間に見知った姿が見えた。 目の前に降り立ったらどんな反応をするだろうとニヤつきながら意気揚々とビルから飛び降りた。 「よお!暇人!」 目の前に着地するなり弾んだ声で挨拶…
松沢日記 32 蒸気ヘッダーのバルブから朦々と蒸気が上がっていた。回転するシャフトの回りにはグランドパッキンがきつく詰められていて、その詰め物が劣化すると内部の蒸気をシールできなくなるのである。取り替え時期はとっくに過ぎて4、5年は経っている代物だ。私を含めて担当者は見ぬふりをしてきたが、何事もそうはいかなくなる時が必ず来る。 しかも自分でやれる技術の制約もある。思い切ってやったはいいが、失敗した…
こんばんは。 カラスが来て、昨日の食べ残しをつついています。 普通にわたしが近くにいるのに、知らん顔。
言葉というのは世界を分かつ最小単位であって、例えば我々が普段常用しているようなどんな些末な言葉にも、この世界の中で一定の位置が与えられていて、またその位置を時として自ら超越することも出来る、と。そういう言語論的展開の渦の中から、この気忙しい現代社会をぼおっと眺めてみると、その複雑さよりもまず第一にそこに含まれてる色味の豊富さに気付かされるわけです。大体私もこうやって割合に長い時間言葉というものに対…
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