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「小説が書けない」というヤツがいる。 一口に言っても書けない理由は複数考えられる。中には書きたいモノが見つからないという話も耳にするが、そういうのに対する俺からのアドバイスは無い。 書けない時にどうするべきか? 最も有効なのは、それでも書く事だ。 書けないヤツからしてみれば無茶な話だ。しかし、少なくとも俺は書けない時に気晴らしをして……好きな小説を読み直したりしても書けるようになった試しがない。 …
いつもご覧いただきありがとうございます。 こちらのブログでは今までサイドストーリーにあたる短編小説を掲載していましたが、カクヨムにて本編(メインストーリー)の連載を開始いたしました。 また、本編の連載開始に合わせ、タイトルを「凱歌のロッテ」と改めております。設定や登場人物などは今までと変わりありません。 https://kakuyomu.jp/users/tsulalakilikili カクヨムに…
レスフィナは、隣町までやって来ていた。通常なら歩いて丸1日かかる距離だが、夕方に出て日の出前には着いていた。 で、その隣町ではある事件が起ころうとしていた。 「こんな醜い体、もう見たくない。何でワタシはこんな体で生まれてきたの? もうワタシ、生きていけない!」と、嘆いている屈強な男がいた。男は、橋の上から身を投げようとしていた。そして… レスフィナは、この状況を遠くから見ていた。そして、左脚で片脚…
◇◇◇◇ 桜も散り切って、青く繁々となった学校の帰り道。 「フミノリくん」 後ろから声をかけられたとき、正直な話、ビビってしまって背筋を伸ばした。 振り返ると、控えめにフフッと笑っている九姫がいた。 「ツムギ……」 「久しぶり」 久しぶりも久しぶりだった。 最後に話したのは2年前の受験期。 『フミノリくんも同じ高校を受けるんだね』 と声を掛けられたときだけ。 高校に上がって、初めて声を掛けられた。…
コトコト コトコトコトコト コトコト 夕食の支度をするキッチンで、火にかけた鍋が小さな音をたてている。 「今日はさっちゃんの好きな肉じゃがよ。」幸子のよろこぶ顔を思い浮かべながら、優子はひとり言をつぶやいた。キッチンは鍋から立ち上る美味しそうな匂いにつつまれている。 「そろそろ幸子がお腹をすかせて帰ってくる時間ね。」そう言いながら料理の手を止めて時計に目をやると、6時をまわっている。 「遅いわ。」…
ぽかぽかと陽気な日差しが降り注ぐ晴天の下。 全国に多数店舗を構える外資フランチャイズ系列の喫茶点の一店舗であるフェアリィクラウンの一角、ある団体客が賑やかに談笑を交わしていた。 「だーかーらよー、センセイ。お前がロリコンなのは許容するとして、せめて付き合うのは一人に絞れっつってんの。一夫多妻制はこの国じゃあ認められてねぇんだし、何より他の娘達が可哀そうだろうが。憐憫、非常に憐憫」 「愛のカタチは人…
都内にある大人のお店、名前はペニーズ。 おなじ地区には、ファミリーレストランとして有名なデニーズがあった。 そのデニーズの店長が、ある日、ペニーズに乗り込んだのだ。 いいいいらっしゃいやせえええ!!などとアホヅラかまして愛想を振り撒く前髪に気合いの8割を傾けた従業員などには一瞥もくれずに奥へとずいずい侵入するデニーズの店長。 彼はペニーズの店長A氏に猛然とくってかかり、即刻きさまの薄汚い店の名前を…
-目次- 曹操の挙兵時から従う武将 騎兵を率いて各地を転戦する 不利な自軍を励まして奮闘する 曹操に進言して勝利に導く 曹仁、敗北を知る 関羽から樊城を死守する 曹操の挙兵時から従う武将 曹仁は、曹操の養祖父である曹騰(そうとう)の長兄・曹褒(そうほう)の孫にあたり、曹操とは直接の血縁はありません。 190年、各地で董卓討伐の兵が挙がった際、1000人余りの若者を集め、暴れまわります。その後は曹操…
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