ミステリ好きの方・ミステリのおける探偵のキャラの立ち方が好きな方・ミステリがもたらすカタルシスに酔いしれたい方。ミステリの持つ魔力に囚われた方も囚われそうな方も今から囚われる予定の方も、どなたでも大歓迎。
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9月最後の日。年度の上半期の終わりの日。夏と一区切り。 打とうか迷っていたコロナワクチンを数日前に接種した。自分が今まで副反応の小さかったファイザーワクチンを市の集団接種で使っているのを知り、たまたま予約が空いていたからだ。 接種4時間後から微かな微熱感、頭痛、関節痛があったが、24時間後には収まった。不思議なものである。次回のワクチン接種が嫌になるほどではない。 さて、先日某アウトレットモールに…
1973年発表の本書は、多作家西村京太郎の初期作品。70年代に作者は「消えたタンカー」など海にまつわるシリーズを発表していたが、本書はその中でも白眉と言える出来栄えである。 32歳のヨットマン内田は、25フィート級のクルーザー<マーベリックⅠ世号>で、無寄港世界一周を果たした。一躍英雄となった彼は、海ビジネスに乗り出す商社をスポンサーに付け、カネも美女も手に入れる。しかし新婚早々、彼は交通事故で死…
マスカレード・ゲーム作者:東野 圭吾集英社Amazon いや、まぁ、もう流石の東野圭吾の匠の技。 被害者は皆、過去に直接的、間接的に人を死なせた者達。 しかし、その際の被害者の遺族には皆アリバイがある。 こうなると誰もがとある発想に至るわけだけど、 そこに一捻り入れる。 とまぁ、言ってみればそれだけの構造の作品なんだけど、 それをこれだけの読ませるミステリ小説に仕立て上げる、 これが熟練の東野圭吾…
「アオサキ夏のミステリまつり」と題して7月から追っていたドラマ「ノッキンオン・ロックドドア」が先日最終回を迎え、そしてアンファルも最終回を迎えました。 青崎有吾氏の作品が同クールに二作品も映像化されるというミステリオタには夢のような三ヶ月でしたが、それも今日で終わり。名残惜しいけど最後なので徹底的に感想・解説を語っていきますよ! あ、そうそう今回は人狼編の最終回でもあるので、「狼」つながりでこちら…
読み進むのがもったいない。本の雑誌の目黒考二・北上次郎・藤代三郎 (別冊本の雑誌 21)本の雑誌社Amazon読み終えたら感想文を書こう。
ワシントン・ポーシリーズ最高。 毎回、最後まで読んで事件の真相に唸るばかり。 前巻の真相に痛めつけられたが、今回はわりとユーモア多めで楽しめました。ポーとティリーのわき道にそれる会話はずっと追っていたい気分になります。タッグ感に磨きがかかってきて、益々貫禄が増してきました。 今回不思議な事件現場から違和感を見つけ、小さな事から掘り下げていき、妨害にも屈せず犯人に突き進むポーとティリーのコンビが魅力…
凶犬の眼 「孤狼の血」シリーズ (角川文庫) 作者:柚月裕子 KADOKAWA Amazon 「孤狼の血」シリーズ第2段です。 前作を読んでからどれくらい経つか分かりませんでしたが、 wakuwaku-mystery.hatenablog.com どうやら2年近く経つ様です。 シリーズ最終作が今年の頭頃に文庫版として刊行された際に、これは読みたいな~と思っていましたが、このタイミングでの読書となり…
満潮に乗って (クリスティー文庫) 作者:アガサ・クリスティー,恩地 三保子 早川書房 Amazon 推理小説においてワクワク出来る舞台装置は色々有るけれど、その一つとして挙げられるのは本作が扱う「大富豪の遺産を巡る殺人」だろうね大富豪ゴードン・クロードの後ろ盾を頼りに生活してきた一族が彼の死と戦後の空気に拠って困窮していく様子はどう捉えても殺人事件の土台が整えられているとしか受け止められないもの…
「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃ…」エルサレムを訪れていたポアロが耳にした男女の囁きは闇を漂い、やがて死海の方へ消えていった。どうしてこうも犯罪を連想させるものにぶつかるのか?ポアロの思いが現実となったように殺人は起こった。謎に包まれた死海を舞台に、ポアロの並外れた慧眼が真実を暴く。 Audibleで。 ボイントン老婦人が本当に嫌な奴だった。 大団円大団円。 死との約束 作者:アガサ・クリステ…
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