明治以降の日本文学に興味を持つ人のためのグループ
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ふいにフィッツジェラルドを読み返したくなった。 二、三日前のことだ。そこで私は本棚における特等棚の一角に並べられた作品たちを手に取り、その中から名作と言われる三作を選んで読み返すことにした。 訳者でもあり、国内屈指のフィッツジェラルド・フリークである彼が選んだベスト3作品だ。具体的には、『冬の夢』、『リッチボーイ』、『バビロンに帰る』この三作をしみじみと読み返した。 いつもはその文体が身体に馴染む…
☆『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の情報解禁!!☆ ホアキン・フェニックスの怪演が話題を呼び、アカデミー賞の主演男優賞も受賞した『ジョーカー』 意味深なラストから続編が噂されていましたが、『ジョーカー2(仮)』の制作発表からの1週間前にタイトルと予告動画の公開になりました。 タイトルは『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』に決定。 フォリ・ア・ドゥはフランス語で2人狂いという意味らしいですね。 パードン…
本日、いつものように四家先祖供養を お勤めしておりましたところ、 第2駐車場に行くようにと、お不動様からお言葉がございました。 この場所は、タケノコとワラビがよく生える場所です。 タケノコを掘るようにとのことでした。 お昼ご飯も食べずに。山主と貞観とで出かけました。 こんなしんどいことをして大丈夫なのかと心配しておりましたが、 しかし、いざタケノコを掘るための鍬を振り下ろすと、 一撃でタケノコが飛…
4月5日 朝、山は雲に蔽われる。視界30メートルほどしか無し。斜面を見下ろせば雲が充満し何も見えず宛然数百メートルの深き谷の如し。気温二度。昨日の作曲の続き。 山は終日雲中にあり。晡時、小雨。 夜、気温四度。雨。 春キャベツの季節なり。小さくて勿体ないからと外側の葉を齧りてみれば苦くて食べられず。あれは外皮であって中身でなし。 アモちゃん、ヨーグルトの違い分かるようなり。態度の違い明らかなり。
JR山手線の巣鴨~駒込間にある「染井霊園」の先に、「慈眼寺」という日蓮宗のお寺があります。どちらかというと、おばあちゃんの原宿でお馴染みの巣鴨から行った方が近いのですが、あえて駒込で下車。というのも、慈眼寺には芥川龍之介(明治25.3.1~昭和2.7.24 小説家)のお墓があり、田端に住んでいた芥川家の人々は、隣の駒込からお墓参りに向かっていたからです。 芥川龍之介の妻文(明治33.7.8~昭和4…
旧友を酒に誘い、夕方から早めに家を出ました。会社を離れて田舎に引っ込むと、街中に行く機会があまりありません。約束の時間まで、久しぶりに駅前の大型書店とBook・offをはしごして、荷物にならないよう1冊だけ買い、<スタバ読書>で時間を潰そうという魂胆でした。 川端康成の「山の音」を選んだのは、未読だったから。加えて、騒がしい店で飲む前に、川端の静かに張りつめた文章を読むのは、なんとなく合っているよ…
これからの人類は「生きていることに意味はない」という真実とどう向き合っていけばいいか、その態度を問われることになるだろう。というか、もうすでに問われている。目に見える現象としては少子化がそれだ。 子供を作ることが不可能ではないはずなのにそうしようとしない人たちは、心のどこかで生きていることに意味はないと考えている。少なくとも生きている実感や意義深さというものを味わえないでいる。そして、そのことに囚…
▶5時に起き、いつものように苦くて熱い珈琲で目を覚ます。 珈琲を飲みながら、スマホでSpotifyをチェック。 ニール・ヤングのアルバムが大量に投下されていて驚く。 ヤング師匠は、Apple MusicやSpotifyなど音楽配信サービスの音質を気に入っておらず(と言うか、音質の劣悪さに怒りさえ表明しており)、そういうサービスへの曲提供を頑なに拒み続けてきたひとである。 それがいきなり、ほぼすべて…
鉄道駅開業後の島原遊廓ですが、長田幹彦「島原」(『讀賣新聞』大正2年5月4日)には「島原といへば數多い京都の色街のなかで最も古めかしく、そして最も憐れな姿で衰殘の名殘りを留めてゐる唯一の廓であることは云ふまでもない。」「廓へ入ると狭い陰鬱な街筋にはそれでなくてさへ慵い晝さがりの寂しさが一面に漂つて、絃歌のぞめきはもとより女の笑聲ひとつ聞えない。何處の店先をみても降る雨の音に閉ざされて、まるで住む人…
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