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お久しぶりです。kazumaです。この名前で名乗るのはもう止めようかなと考えていたのですが、ここに来て少し動きがあったので、告知ということで『虚構世界』のブログを更新します。 九月から十月に掛けて、『ひきこもり文学大賞』の募集がありました。いまはTwitterにいないので、どれぐらいの人が知っているのか分かりませんが、僕は応募しました。といっても、原稿用紙六枚程度の掌編です。募集はもう締め切ってい…
大学の後期が始まり、ライティングのお仕事で忙しくてここに載せる小説が全く書けてないのでここに書き込むことを癖づける意味も込めて日記のようなものをつけてみます。 自己紹介でも書いた通り、現在自分は大学生二年生で就職活動のシステムが変わることもあり、二年生になってもそこそこの授業数をこなしています。具体的に言えば後期で履修する単位数は二十二単位、そこに司書過程も加わるので二十六単位履修しています。 い…
「アンソロジー光」さまのweb企画に参加した作品を折本にしました。 折本「利口な女」前後編 アンソロジー光web企画作品「利口な女」 clew09.web.fc2.com ある探偵がかかわった事件未満の出来事。 ダウンロードデータ 自宅で印刷する場合 ▼「利口な女」前編 www.dropbox.com ▼「利口な女」後編 www.dropbox.com 折本の作りかた www.oritoyo.co…
昔々あるところに、愚かな王様が大きくて広い、冷たい床のあるお城に住んでいました。お城の中は大きくて広くかったため、冷たい床は一層冷たく王様は非常に困っていました。そこで、悪魔のような顔つきの執事に「この冷たい床では暮らせない」と毎日毎日溢していました。ところで、このお城の床には悪魔のような影のシミがあるのですが、ある日、執事は、床のシミを見てお城の床一面に絨毯を敷くことを思いつきました。さっそくそ…
1、あらすじ 2、感想 3、司馬遼太郎対山田風太郎 1、あらすじ この作品の面白さは、すべての男の登場人物が女によって失敗するということだ。惑わせた女は三人、篝火、漁火、右京太夫だ。 篝火は遊女であるが、非常に人気のあった遊女だ。若い伊賀忍者である笛吹城太郎と出会い、夫婦になると誓い合う。伊賀忍者には所帯を持つにも許しがいる。その許しを伊賀忍者の棟梁、服部半蔵から得ようと、篝火と城太郎が伊賀の里へ…
個人紙《チャンネルF☆通信》第12号(1995年10月16日号)に掲載した5枚余りのショートショート童話。TVニュース番組の中で、養鶏場でお払い箱となった雌鳥をひきとり、廃棄される飼料を利用して育てている人の活動が紹介されていたことがあって、「職員もリサイクルでは?」と思ったのが着想のきっかけ。ニワトリや食料品のリサイクルという方向に読者を誘導し、じつはリサイクルの対象はヒトだったという意外性を演…
駅舎を出ると、客引きが私の袖を引っ張った。 「お客さん、泊まるところはあるのかい?」 温泉街だというのに、降りたのは私ひとりで、それでいて客引きもその男だけであった。 「あんた、男の客引きかい?」 私はなんだか妙な気がして聞く。 「女はみんな出て行っちまった」 男はやけになったように云った。 「いったいどうしてさ」 私が男に訳を聞こうとすると、男はにやりと笑って「部屋で話しますぜ、お客さん」と云っ…
「いらっしゃいませ~!」 早起きが得意な人が来店する朝。来店と同時に吹き込んできた空気は気持ちの良い暖かさ。 よかった……今日もいつもと変わらず清々しい。 「おはようございます。今日は何になさいますか?」 私はいつもの奥の席に腰を下ろした白髪のおじいさんの元へと愛想よく駆け寄った。 「おはよう。じゃあ、いつもので」 おじいさんは顔のしわを伸ばしてにこやかに微笑んだ。 「はい。かしこまりました」 そ…
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