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がいらしたら、よかったらブログを読んで行ってください。今日で1週間なので、初めて見てくださる方がいらっしゃるのではないかと思いました。「もう見たよ!」って方は、すみません。ご迷惑をおかけしたいわけでは決してないんです。でも特異なことを書いてしまって、私のやってみたことは、正しくはなかったのかなとかえりみるようになりました。文章も整理できていないし、「変わった人」「よくないことだ」「こわい」とたくさ…
駅舎を出ると、客引きが私の袖を引っ張った。 「お客さん、泊まるところはあるのかい?」 温泉街だというのに、降りたのは私ひとりで、それでいて客引きもその男だけであった。 「あんた、男の客引きかい?」 私はなんだか妙な気がして聞く。 「女はみんな出て行っちまった」 男はやけになったように云った。 「いったいどうしてさ」 私が男に訳を聞こうとすると、男はにやりと笑って「部屋で話しますぜ、お客さん」と云っ…
「いらっしゃいませ~!」 早起きが得意な人が来店する朝。来店と同時に吹き込んできた空気は気持ちの良い暖かさ。 よかった……今日もいつもと変わらず清々しい。 「おはようございます。今日は何になさいますか?」 私はいつもの奥の席に腰を下ろした白髪のおじいさんの元へと愛想よく駆け寄った。 「おはよう。じゃあ、いつもので」 おじいさんは顔のしわを伸ばしてにこやかに微笑んだ。 「はい。かしこまりました」 そ…