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落ち込むエラリイにダメ出しかけるような、そんな巻でありながらも再び前に向けるようになる重要なエピソードだった。 連続殺人犯と対する警察官達。そこに協力するエラリイ。探偵としてのあり方に迷いがあるエラリイにとってはまたしても…な展開でしたが、発破をかけられて自分を取り戻すエラリイに安心しました。 これからは本調子の軽口が戻ってくるかな笑 連続殺人犯の犯行の規則性、ミステリ的作りとして、読み終えたら非…
※昨年春ごろに書いた「GO! GO! NILEGAWA」番外編です ええと、ここ最近惰性で書き始めた短編のシリーズが「直方体の街」というタイトルなんですけど、あれはまあコンセプトとしては、自分が上京しておよそ一年数か月経過したというパースペクティブにおいて、自分の黒い瞳に映る東京、もとい首都圏の諸々の風景を、家に帰ってパソコンの前に向かいながら改めて想起し直して、輪郭だけ微かに残っている光彩画にお…
富樫倫太郎『警視庁SM班II モンスター』を読みました。 SM班シリーズは続きものです。 nihongopark.net 1で登場人物のキャラクターもよくわかっていたので、2は読みやすかったです。またヤバイやつが犯人ですが、今回はそれを上回る展開にドキドキしてしまいました!事件解決はうまく行き過ぎなところもありますが、物語の展開は楽しかったです。 3巻も楽しみです~。( ̄▽ ̄)
1年空組座席表 霧道 文永(むどう フミ) 菱本 鎌(ひしもと レン) 気田 広陽(きだ コウヨウ) 五星 桜(いつほし サクラ) 澄江 晴香(すみのえ ハルカ) 空見 律花(そらみ リツカ) 真瀬 亜希(まなせ アキ) 鋼 勇斗(はがね ユウト) 球本 鋭(たまもと エイ) 友寄 励奈(ともより レイナ) 長谷川 恵美(はせがわ エミ) 突山 斗希(つきやま トキ) 宮上 穂花(みやがみ ホノカ…
遼真は一人で戦う腹を決めた。大妖怪『囁き女』の力は強い。今までの様な戦い方では勝てないと思った。 一瞬でも『囁き女』の注意を逸らす必要があった。遼真はバトルヘルメットからバトルカーへミニミサイル発射を指示した。このミニミサイルは、戦車程度なら破壊できる能力があった。バトルカーの側面から格納されていたミサイルの発射ボックスが出てくる。しかし、照準を合わせるにしてもナビに女の場所は映っていなかった。コ…
前話はこちら。 kuromimi.hatenablog.com *** 気がつくと陵とはもう別れていて、わたしはひとり夜道を歩いていた。さっきまで食べていたおでんのせいか、腹の底はほかほかとぬくもりを宿していた。 無意識のうちに頬に触れていた手をそのまま握り込むと冷たかった。季節が移ろっていく。冬は好きだ。雑音が少なくて鬱陶しくない。空気もすっきりと澄んでいるように感じられる。 帰り道、なぜか頭の…
月と散文 posted with ヨメレバ 又吉 直樹 KADOKAWA 2023年03月24日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す さて、今週の出る本。又吉直樹「月と散文」(3/24)出ます。エッセイです。10年前に出た「東京百景」、ベストセラーになったみたいだけど、読んでないなぁ。小説は全部読んでるのだけど。もう小説は書かないのかな?アマゾンの…
(これまでのあらすじ) 月の巫女である竹姫と、その乳兄弟である羽磋。月の巫女としてではなく、素の自分の居場所が欲しいと頑張る竹姫に、羽磋は「輝夜」(かぐや)の名を贈り、自分が輝夜を望むところに連れて行くと約束します。それは二人だけの秘密でした。しかし、大砂嵐から身を守るために月の巫女の力を使った竹姫(輝夜姫)は、その大事な秘密を忘れてしまいます。月の巫女はその力を使った代償として自らの記憶・経験を…
お題:足す、亜目、伍する 「残念ながらあなたは人ではないようです。」 生真面目な顔をした男は私にそう言った。 「ちょっと、意味がわからないんですけど。」 私も真面目な顔でそう返した。 「最近、ホモ・サピエンスに分類されているものによく似た生き物がいると発表されたのはご存知ですか?」 そう言われて思い出すひとつのニュース。 どう見ても人にしか見えない女が小さな男の子を抱え悲痛に訴える姿。 「あれフェ…
// Adobe Illustratorというソフトがある。 バージョン(おそらくCC 2017以降のもの)によっては、ワークスペース上でテキストボックスを作成する際、サンプル文章が自動挿入される機能がついており、実はそれに使われているのが夏目漱石の小説「草枕」だった。 この作品の冒頭は至るところで引用されているため、よく目に付く。 山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流…
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