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XTC

(音楽)
えっくすてぃーしー

イギリス・スウィンドンで結成、1978年にデビュー。当初のメンバーはアンディ・パートリッジ(vo,g)、コリン・ムールディング(b,vo)、テリー・チェンバース(ds)、バリー・アンドリュース(key,vo)。
デビュー直後はポスト・パンク的なサウンドだったが、1979年にセカンドアルバム「Go2」発表後、バリー・アンドリュース脱退・デイヴ・グレゴリー(g)参加してからはポップ色を強め、「裏ビートルズ」の異名のある通りひねったポップ感覚が人気を集めるようになる。

イギリスではアルバム発表毎にセールス・人気を高めてきたが、1980年のアルバム「ブラック・シー」、1982年の「イングリッシュ・セツルメント」でピークを迎えた。前者はゲートエコーを使ったドラムサウンドが話題になり、同時期に作られたピーター・ガブリエルのアルバム「Ⅲ」とともにプロデューサーのスティーヴ・リリーホワイトの手腕を広めた。また後者は2枚組による傑作で、シングル「センシズ・ワーキング・オーヴァータイム」とともに唯一のトップ10ヒットを記録。

しかしその「イングリッシュ・セツルメント」発表後、ソングライティングの中心人物でもあるアンディ・パートリッジがステージ恐怖症のためにライヴ活動を停止、まともなプロモーションもできなくなり、さらに続く1983年のアルバム「ママー」ではテリー・チェンバースが脱退。「ママー」のセールスも不振に終わり、再びセールス・人気は下降線をたどる。

1986年のアルバム「スカイラーキング」はトッド・ラングレンによるプロデュース作で、イギリスでは不発だったもののアメリカのカレッジ・チャートで好ランキングを記録。とりわけシングル「ディア・ゴッド」が注目を集め、当初アルバムに未収録だったものの、急遽アメリカでは収録されて再プレス、ヒットを記録している。

続く1989年のアルバム「オレンジズ&レモンズ」は特に日本で好セールスを記録、XTCに影響を受けた日本人アーティストが増えている。
その後、所属レーベルであるヴァージンと揉めて、しばらく活動停止状態となるが、アイディア・レコードに移籍後「アップル・ヴィーナス」「ワスプ・スター」などの秀作を発表。ただし「ワスプ・スター」発表前にデイヴ・グレゴリーが脱退し、現在はアンディとコリンのユニットになっている。

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