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XHTML

(ウェブ)
えっくすえいちてぃーえむえる

Extensible HyperText Markup Languageの略称。SGMLで定義されていたHTMLをXMLの文法に基づいて再定義したもの。曖昧さのあったHTMLをXMLによって厳密に定義しなおすことで、他のXML文書を取り込むことが容易であるという特徴を持つ。
XHTMLとは一つの仕様・規格を指すものではなく、いくつかのXHTML仕様(XHTML Family)の総称となっている。W3C主導の元仕様が策定されており、現在は最新版XHTML 2.0について議論が続けられている。

歴史

HTML 4.0が勧告された翌年の1998年5月、HTMLの今後について"Shaping the Future of HTML"というワークショップが開催。ここで、次期バージョンのHTMLはXML準拠とすること、小型デバイスでも表示できるようにモジュール化することなどが提案された。
1998年8月、前述のワークショップを受けて、新しいHTMLワーキンググループが始動。

XHTMLの3段階

XHTMLの最初の段階として、既存のHTMLをXMLの構文に沿って再定義することが行われた。2000年1月にHTML4.01をXMLで再定義したXHTML 1.0が勧告された。
携帯電話、TV、PDAなどの小型デバイスでもウェブを閲覧できるように、最低限の機能をもたせたXHTML Basicが2000年12月に勧告された。

XHTMLの第二段階であるモジュール化は、Modularization of XHTMLとして、2001年4月に勧告。Structure, Text, Hypertext, Listという4つのコアモジュールを定義し、その他の要素をTables, Formsなど、いくつかのサブモジュールの元に用意した。
2001年5月、Modularization of XHTMLをふまえたXHTML 1.1が勧告。これは非推奨のモジュールを読み込まない初めてのXHTMLとなった。また、ルビをふるため要素群をRuby Annotationという仕様で定義し、勧告した。

XHTMLの第三段階は、過去のHTMLが含んでいる非推奨なものを一掃し、またXMLのスーパーセットであることを生かせるよう、XML関連の仕様をなるべく使用するように設計される。XHTML 2.0は、新しい要素、新しいモジュールなどを含めており、勧告へ向けた策定が長く続けられていたが、2009年7月3日に打ち切りが決定され、HTML5.0のサブセットとなるXHTML5.0が新たに策定される見込みとなっている。

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