→OS-9
Mac OS Xになって根本的な構造変化をしたMac OSにとって、最後の「従来型」Mac OS。PowerPC専用
9.0.4や9.1.2など細かくアップデートされていたものだったが、マニュアルなどでClassic環境として呼ばれる時の総称としては「OS9」と呼ばれている。
直感的なUIとにOSを持ち、システム内部のカスタマイズや、エラー原因を探すことが容易。
またUNIXではないので、「管理者」という概念は存在せず、個人が(カスタマイズも含め)自由に使うことの出来るOSだった。
起動時の「Welcome to Macintosh」といったメッセージや、新年の「あけましておめでとう」といったイースター・エッグ*1など、遊び心もあった。
長年にわたって洗練、完成されたOSであることや、OSXはアプリケーションや周辺機器、Webなどの環境への対応がまだ不充分なことから、OS9を使い続けているユーザーも少なくない。
「OS9のシステムは非常に安定しており、スピードも速い」とする意見もあるが(特に機能拡張ファイルを個人的にいじくっているユーザーに多い)、一般ユーザーの使用環境では、安定度や速度ではOSXの方が上、という向きが多い(対応しているマシンそのものの性能に由来する部分も多い)
AppleのIntel採用に伴い、クラシックでの起動も廃止され、クラシックはPowerPC搭載機で終了する見込み。
*1:正式対応は9.0.4まで。9.1以降の新規インストールではこのようなメッセージは表示されない(9.0.4以前からのアップデートでは表示される)。