空間、空気といったものは、それに馴れていない人間はすぐにその異質さや特殊さを感じることができるけれど、馴れている人同士のあいだでは言葉としてうまく言うことができにくいし、そういう空間や空気であることをつい忘れてしまう。 (保坂和志『小説の誕生』 p.196-197) 6時15分起床。トースト二枚とコーヒー。8時から三年生の日語文章選読。「キラキラする義務などない」の残りを片付けたのち、「卒業生のみなさんへ(2019年)」。後者については自分がかつて書いた文章であるし、京都時代の思い出に触れた内容もふくまれているので、必要最低限の解説だけ事前にこしらえておきさすればあとはどうとでもなるだろう、即…