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M16

(一般)
えむいちろく

1950年代から、アメリカ軍ではソビエトのAK47に対抗できるフルオートライフルの開発を行っていた。その後、M1ガーランドの後継としてM14を採用したが、銃器メーカーであるアーマライト社はAR10というライフルを完成させていた。
1958年、AR10をベースに、5.56mm×45*1を使用するAR15(ブラックライフル)が完成。アーマライト社の経営の都合上、AR15はコルト社へ製造権が移ることとなった。
1962年、アメリカ軍は空軍の基地警備兵用であったM2カービンの後継として、AR15をM16の名前で制式採用する。M2カービンと同程度の反動でありながら、それ以上の威力を持つM16は空軍兵士に好評だった。
しかし、本格的な陸戦を行わない基地警備部隊に採用されたことで、潜在的な欠点を洗い出すことがないまま、海兵隊、陸軍へ採用されることとなっていく。


1965年、北爆開始とともに、ベトナム戦争への陸上兵力介入が行われ、同時にM16も投入されたが、ベトナムの高温多湿が原因でパーツに腐食が発生し、弾詰まりが多発。その対策として、パーツにメッキが施されるようになった(M16A1)
M16A1からは目立った故障も起きなくなり、洗練されたアサルトライフルとしての地位を確実なものとしていく。
1977年、NATO制式弾薬として5.56mm×45のSS-109が採用されると、M16もそれに合わせた改修が必要となり、SS-109を使用するタイプのものはM16A2と名付けられた。
M16A2は使用弾薬だけでなく、ハンドガードの形状、グリップの形状等、様々な点で改修が行われている。
また、ベトナム戦争で特殊部隊に配備された、XM177E1という全長を短くするなどしたモデルも存在する。XM177E1はその後M4カービンと発展し、今日アメリカ軍で広く使われている。


リスト::銃器

*1:別名.223レミントン。後のM193

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