GNU版のcommon lisp処理系。GNU Common Lisp の略。
前身は京都大学で開発された、KCL(Kyoto Common Lisp) であるが、その開発停止後、テキサス大学オースティン校のWilliam Schelter氏によりパッチ等がまとめられ Austin Kyoto Common Lisp (AKCL)として流通していたものが、GPLの元 GNU ProjectによりGNU Common Lispとして配布されている。
準拠している規格は、1984年のCommon Lisp規格であるCLtL1であり、現在の規格である ANSI Common Lisp ではない。
ANSI Common Lisp規格の実現の努力は多少されているが、現在でも完全準拠には遠い状況である。
なお、更に、GCLより派生した、ECL、ManKai CLは、ANSI Common Lisp 準拠である