人間の感情に関する情報を扱うためのマークアップ言語仕様。
コンピュータ内部やWeb上でも人間的な感情を扱うべき場面が増えてきたことに対して、「人間の感情についての情報もデータとして一緒に組み込む」ことや、「感情のデータを元にしてプログラムを動かす」ということを目的としている。
利用例としては、テキストデータや電子書籍の本文に感情の情報を組み込むことで、自動音声でも感情のこもった声色や抑揚で自然な発話ができるようになったり、動画のシーンごとに感情のデータを設定することで、対応する機器やソフトを通じてより感情移入できる体験をつくりだす手助けとなることが想定されている。
Emotion Markup Language (EmotionML) 1.0 W3C Recommendation 22 May 2014