B-17 Flying Fortress
爆撃機の本家、ボーイングが開発した重爆撃機。実用的な最初の戦略爆撃機。設計図から初飛行まで1年かかっていないという脅威の開発速度を誇る。
原型初飛行は1935年7月。高速、高々度性能、大積載量、長航続距離などを実現した画期的な機体として登場した。
第二次世界大戦中は主にヨーロッパ戦線で活躍、ドイツ工業地帯への昼間爆撃作戦に投入された。ドイツ側の迎撃を受けて大きな損害を出したが、改良が行われて重装甲重武装化がなされ、「空飛ぶ要塞」の名に恥じぬ名機となった。
太平洋戦域でも用いられたが、戦場の広大さなどが影響し、B-24やB-29と比べると活動は控えめな物となった。
総生産機数は6981機(ボーイング製)+5745機(サードパーティ組み立て分)