米国はじめ各国からの支援が細り、あるいは約束が守られず、ウクライナ軍の兵器・兵站は危うい状態になっている。今月初め上川外相がウクライナのクレバ外相と会談し、50億円あまりの援助(*1)を約束した。申し訳ないくらいの規模だが、日本国内では「能登半島地震支援に回せ」などとの意見も見られる。真にウクライナのためならカネよりも、廃棄予定の74式戦車やMLRSを送ることが出来たらと思うのだが、これも国内の反対意見で実現すまい。 そんなウクライナ軍だが、大きな戦果を挙げたとの報道があった。それはロシア軍の早期警戒管制機アントノフ50(A-50)を撃墜し、指揮機イリューシン20Mを撃破したこと。 ロシア一気…