列車が追突や衝突をしないようにするためのいわば「安全装置」。
鉄道用語では「保安装置」と呼ばれる。主に国鉄時代に使用されたATS。
赤信号が近づくと、線路に設置された「地上子」と呼ばれるセンサーで列車に信号を送り、車内のATS装置が警報ベルを鳴らす。5秒以内に運転席の確認ボタンを押さないと非常ブレーキがかかるが、確認ボタンを押すと警報ベルが止む。そのため確認ボタンを押した後に運転士が誤操作したときの危険性が残っている。なおカーブに対するブレーキ機能は付いていない。
この形式はJR化したあと、赤信号を超えると即座に非常ブレーキをかけるよう改良されたATS-SNなどに置き換わっている。