昭和58年から62年まで生産されたトヨタ・カローラレビン/スプリンタートレノの車輌型式で、このモデルでは最後のFR車。通称「ハチロク」。
トヨタ・カローラ/スプリンターをベースとした1600ccクラスの小型のスポーツクーペであり、コンパクトなボディ*1に4A-GE型(1600ccDOHC、130馬力)エンジンを搭載。他車がFF化していく時代の流れに逆らいFRとしたことで、長年にわたり走り屋に愛されている名車。
上級グレードのGT-APEXにはカローラレビン初のパワーステアリングやパワーウインドー、「ECT-S」電子制御4速AT仕様も追加された。
ツーリングカーレースでも活躍し、グループAデビュー戦で総合優勝するなど、素性の良さをアピールした。
「ドリキン」こと土屋圭市が走り屋時代に愛車としていたことや、マンガ「頭文字D」の主人公・藤原拓海が駆るクルマとしても注目を浴び、既に生産中止となった今でも中古市場ではプレミアが付く程の人気を博している。
*1:プラットフォームは昭和54〜58年まで生産された*E70系のキャリーオーバー