龍虎の拳

(ゲーム)

【りゅうこのけん】

SNKが1992年にアーケードゲームとして発売した2D対戦格闘ゲーム。家庭用にも移植された。
海外版タイトルは『Art of Fighting』である。
『餓狼伝説』シリーズと同様にサウスタウンが舞台となっている。主人公はリョウ・サカザキとロバート・ガルシアで、両者とも極限流空手の使い手。リョウ・サカザキの妹ユリ・サカザキが何者かに誘拐され、わずかな手掛かりを元に二人はサウスタウンへ向かう、というストーリー。
操作は8方向レバーとパンチ・キック・特殊動作・挑発の4ボタン。必殺技の使用時に気力ゲージを消費するという独自のシステムや、画面のズームアップなど、当時は非常に斬新なものだった。試合に勝ち抜いていくと、氷柱割り（体力ゲージ増加）、超必殺技伝授（覇王翔吼拳）といったボーナスステージが出現する。対戦前後のキャラクター同士の掛け合いや、必殺技でKOすると衣装が破ける（俗に言う「脱衣KO」）など、演出に凝った作品でもある。
CPUと戦うストーリーモードでは、リョウとロバートのいずれかしか選択できない。

1994年から現在に至るまで、「ザ・キング・オブ・ファイターズ」シリーズに参戦し続けている。

続編として1994年リリースの「龍虎の拳2」と1996年リリースの「ART OF FIGHTING 龍虎の拳外伝」がある。
SNKプレイモアよりプレイステーション2で2006年5月11日に発売された「ネオジオオンラインコレクション龍虎の拳〜天・地・人〜」に、「龍虎の拳」シリーズの3作品が収録されている。