封切り二日目。 席数249の【SCREEN9】の入りは五割ほど。 『町田そのこ』の小説は既刊十一冊のうち七冊を読了。 自分にしては高比率も一冊を除けばタイトルを見るだけで「ああ、こ~ゆ~内容だったよね」と想起が可能。 その唯一の例外が標題作。ハードカバーで読んでいるにもかかわらず、ほとんど記憶に残っていない体たらく。 ただ、イマらしいイシューをよくまあこれだけ大量に詰め込んだよな、との印象となんでこれが「本屋大賞」なの?との疑問だけは強く残っている。 前者であればかなり手垢の付いた事象の数々だし、後者なら〔博士の愛した数式〕のような斬新さも、〔かがみの孤城〕のような仕掛けも無い。 とは言え原作…