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麦芽糖

(サイエンス)
ばくがとう

単糖類としてぶどう糖を基本単位にして、それが二個、横向きに合体した二糖類に属する。
砂糖などに比べカロリーが少ないばかりか、血糖値の急激な上昇を起こさないなどの特性があり、ブドウ糖に分解されない麦芽糖は腸で吸収されない。
結合の仕方はぶどう糖の一番炭素についた水酸基と、四番炭素についた水酸基から、HとOHがはずれて、H2Oとして脱離、これに伴って、二個のぶどう糖は、水一分子分だけ取れる事で縮合する脱水縮合反応が起きる。つまり麦芽糖は、αグルコースが縮合してできたものである。
逆に消化で麦芽糖からグルコースが生じるのは、逆反応による加水分解である。体内では、消化酵素「マルターゼ」が行う。

麦芽糖の性質として二個繋がっているぶどう糖のうち、左側にあるぶどう糖は、一番炭素にある水酸基が、二個繋がるために使われているため、脱水縮合反応ができないため、鎖状グルコースになることが出来ないのでアルデヒド基を生じる事が出来ず、還元性を持たない。それに対し、右側にあるぶどう糖は一番炭素が空いているから、アルデヒド基を生じる事ので還元性をもつ。

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