先週土曜の落馬が原因で、週中の水曜、藤岡康太騎手が逝去した。JRAに関係する大半の人間は、大きな喪失感に襲われた。今週は、この件について、少しスペースを割きたい。 競馬ファンの中には、自分と同じく、そこまで同騎手の熱心なファンでもなかったのに、こんなに残念で無念に感じること自体、びっくりした人もいるだろう。 この二週間ほど前に地方競馬の高知で、まだ若い塚本雄大騎手が、同じく落馬事故で亡くなっていたが、JRAでは2004年の竹本貴志騎手以来、20年ぶりのことだった。 これまでに酷い落馬事故はあったが、近いところだと高田潤、北村友一、三浦皇成辺りか。それでも彼らはまた戻ってきて、今も馬に乗っている…