株式会社モノリスソフト取締役。ゲームクリエイター。静岡県出身。 日本ファルコム、スクウェア(現スクウェア・エニックス)を経て、1999年にナムコの出資を受け仲間と共にモノリスソフトを設立。
哲学研究家。1956年、福島県生まれ。おもな研究対象はフッサール、ジャック・デリダだったが、社会的な問題にコミットする機会が多くなり、むしろそちらのほうで注目されている。 東京大学大学院綜合文化研究科教授。 コリアNGOセンター専門委員。 NPO「前夜」共同代表。
amazon:高橋哲哉
紳士協定を壊したリベラルとその後の地獄絵図が主題です。 ああいう行為は馬鹿が真似る。例えばNHK党の選挙戦術はより洗練した形でアホな方向で他者が真似るんですよ。「馬鹿がまねをするからやめろ」(大泉洋)は正しい。 今回起きた事件の経緯 安倍総理に対する演説妨害を、「小さなヤジ」「市民の声」「表現の自由」と擁護、称賛し、大切に大切に守り育てたら、つばさの生えた大きなヤジに成長しました。ヤジは今日も元気に民主主義を破壊しています。育てた親は「選挙妨害は許されない」と怒っています。めでたしめでたし。という現代の寓話。 — 楽蛙 (@Timeline_Frog) April 22, 2024 選挙を合法…
斎藤幸平と高橋哲哉の対談を「現代ビジネス」が紹介しています。 この二人は2024年現代世界の戦乱と混沌の中で、今日の文化理論の頽落をのりこえていくために苦闘しています。二人の思想家の対談を読ませてもらいました。 1991年のソ連邦の自己崩壊がマルクス主義の破綻として喧伝されるなかで、ロシア革命が目指した社会変革の試みの蹉跌を理論的にも実践的にも越えることが問われています。 歴史の瓦礫の中から変革の萌芽が出はじめたのかもしれません。その萌芽の仔細を見極め学び発展させることが必要です。 以下現代ビジネスが対談の紹介しています。 昨年、これまでの自身の研究の集大成として『マルクス解体』を上梓した斎藤…
4月22日は哲学者イマヌエル・カント(1724-1804)のお誕生日です。小社の新刊『カントの「噓論文」を読む』(小谷英生著)『カントの「噓論文」を読む』カントの「噓論文」を読む | 白澤社 (hakutakusha.co.jp)はこの日を記念して奥付の発行日をそろえてあります。カント先生、おめでとうございます。 小社刊行物で最初にカントが登場したのは、2000年に刊行した小社の最初の出版物、大越愛子ほか著『フェミニズム的転回』(フェミニズム的転回 | 白澤社 (hakutakusha.co.jp))の第2章「倫理学とジェンダーの視点」(志水紀代子)と第3章「美的判断力の可能性」(持田季未子)…
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🔲日本は今や武器輸出が出来る国になったうえに、ローンで高額武器を買う国に: 岸田政権は昨年12月、武器輸出ルールを定めた「防衛装備移転三原則」と運用指針を改定。戦後長く武器の原則禁輸を掲げた日本を今や、ミサイルや弾薬など殺傷能力を持つ武器輸出すらできる国に変えた。 山崎 雅弘さんがリポスト 本田由紀 @hahaguma · 3月21日 「兵器ローン地獄」が来るかも…「例外」だった高額武器の分割払いを「当たり前」にできる法案が衆院を通過https://tokyo-np.co.jp/article/316122 「武器輸出ルールの緩和を進めてきた岸田政権は、武器購入の予算面の歯止めも弱めようとして…
歴史の点から、イスラエルがいまパレスチナになしていることを見てみるとどういった見なし方ができるだろうか。 歴史の字がある。歴は起きたことや経験したことだ。史は書き記すことである。 認識と解釈の二つにふ分けすることがなりたつ。歴史においてはその二つにふ分けすることができて、認識は五 W 一 H である。who、when、where、what、why、how の六つだ。認識の五 W 一 H は事実に当たるものだから、見なし方の食いちがいがおきづらい。 歴史の認識である五 W 一 H で見てみると、パレスチナのイスラム主義の勢力がイスラエルに暴力をふるうことがなされた。暴力をふるわれたのはイスラエル…
◎20日の春分の日は荒れた天気だったので、今日、京都の東山にお墓参りに車で出かけました。雨の降る寒い日です。東寺。 鴨川にかかる五条の橋の擬宝珠 🔲能登半島地震の被災地がまだこんな状態というのは、ちょっと信じられませんが: 敷地内の修理は住民自身がする必要があるが、地元業者に依頼が殺到し、順番待ちに。行政が公表する水道復旧率は、実際に使える割合を示しておらず、深刻な課題となっている。 ・相続人不明の空き家や、所有者が避難して連絡がつかない場合は戻せない。市によると、こうした場所は5日時点で101カ所。市災害対策本部の担当者は「工事ができないと、ずっと復旧できないことになる」と頭を抱える。 内田…
県の公園の、歴史にまつわる記念の碑(ひ)を、とり去った。 群馬県は、県の公園にあった朝鮮の人たちにまつわる碑をとり去ったが、それをどのように見なせるだろうか。 かつてにおいて、日本の国は朝鮮の人たちを労働者として強制に日本に連行した。ひどい条件で朝鮮の人たちを日本で働かせたのである。非人間の条件で働かせた。 公園から碑をとり去ってしまったのが群馬県だ。群馬の県知事が上からごう引におし進めた。群馬の県知事にたいして人々から批判が投げかけられている。 歴史にまつわるものなのが公園にあった碑だ。歴史では、教養を重んじるようにしたい。 教養では自由主義(liberalism)のあり方がある。中立な立ち…
1980年代 (河出ブックス)河出書房新社Amazon大澤真幸、斎藤美奈子、成田龍一「カタログ・サヨク・見栄講座」(in 斎藤美奈子、成田龍一編『1980年代論』河出書房新社、pp.16-44、2016) この鼎談の中の斎藤美奈子*1の発言が酷くて、いくら何でも2014年*2にこの理解はないだろうと、怒りを覚え、血圧が20くらいは上昇してしまった筈。まあ、測ってはいないだけど。 どんな発言かといえば、 私は八〇年代に重要な役割を果たした人物として、松任谷(荒井)由実を挙げたいですね。たとえば、蓮實重彦さんが文芸評論の脱構築をやって、上野千鶴子さんが女性解放思想を脱構築して次の時代を作りましたが…
以下は、2020年の『群像』新人賞で最終選考まで残り、落選となった文章である。 これはもともと同賞への応募原稿として書いたわけではなく、アメリカ留学中に何十本と書いたノートの1つである。留学1年目の第2セメスター終盤、わたしは履修していた授業のレポートとして2つのアイディアを抱えていた。結局はもう片方の案、村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』論をレポートとして提出したのだが(これは論文化された)、その後、夏休みに入ってヒマになったので、提出のアテもないまま、もう片方のアイディアを日本語で文章化することにしたのだった。同賞に応募したのは、その約2年後である。 なるほど、いま読むと院生のノート以上のな…
1月 ・森美術館「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」 ・鶴見済『0円で生きる:小さくても豊かな経済の作り方』新潮社、2017年。 ・マルグリット・ユルスナール『東方奇譚』多田智満子訳、白水社、1984年。 ・マルグリット・ユルスナール『アレクシス あるいは空しい戦いについて とどめの一撃』岩崎力訳、白水社、2017年。 ・ヴィム・ヴェンダース『パリ、テキサス』(1984年) ・ヴィム・ヴェンダース『都市とモードのビデオノート』(1989年) ・クリスチャン・ディター『あと1センチの恋』(2014年) ・ダニエル・アルビド『シンプルな情熱』(2020年) ・高橋和己『アーユルヴェ…
2024年1月19日(金)19:00~20:30 斎藤幸平、高橋哲哉「危機の世界を問う人文学」『マルクス解体』(講談社)刊行記念 蔦屋書店3号館 2階 イベントスペース eventmanager-plus.jp マルクス解体 プロメテウスの夢とその先 講談社 Amazon デリダ 脱構築と正義 (講談社学術文庫) 作者:高橋哲哉 講談社 Amazon 日米安保と沖縄基地論争 <犠牲のシステム>を問う 作者:高橋 哲哉 朝日新聞出版 Amazon フクシマ以後の思想をもとめて: 日韓の原発・基地・歴史を歩く 作者:京植, 徐,洪九, 韓,哲哉, 高橋 平凡社 Amazon 「心」と戦争 作者:高…
全体を通して 読んでよかった本(特によかったのは太字) 読んだ本 去年の記事 mtboru.hatenablog.com 2023年の読書メーター読んだ本の数:44読んだページ数:13249(36/day) 月ごとの読書量の変化 全体を通して 今年はこれまでと比較して全く本を読めなかった。参考までに去年までのデータを載せると: 2020年 読んだ本の数:90 読んだページ数:27810 (76/day) 2021年 読んだ本の数:136 読んだページ数:43140(118/day) 2022年 読んだ本の数:102冊 読んだページ数:29013ページ(79.5/day) これらに対して今年は4…
受験生の親の年になっていた 気がついたら私も受験生の親でもおかしくない年齢になっていましたが、今でもときどき19歳で大学に入る前の予備校での一年間を思い出します。 もう30年近く前のことだし、大宮という街にも20年くらい行っていないので記憶があやふやになりつつあります。ときどき思い出しては、あの一年は何だったのだろうと考えます。学生時代を過ごした東京や京都にはいまでもときどき行きますが、予備校があった大宮にはもう行くことはありません。 今回は、30年近く前の大宮で、自分がどんな浪人生ライフを送っていたのか、地図などを見ながら思い出してみます。 大宮駅JR線の出口にある「豆の木」。ここが待ち合わ…
イエス・キリストの十字架の死によって、人間の罪が贖われた、罪の奴隷となっている人間が買い戻された、人間の罪が赦された。 キリスト教の信仰はこのような「贖罪信仰」を中心にする、と一般には思われているようですが、著者は、キリスト教の最初からこのような信仰があったわけではない、と言います。 では、最初はどのような信仰だったのでしょうか。 「イエスの宣教を継続したグループ」は「生前のイエスが語り伝え、来るべき「人の子」が実現させるはずの「神の国」にこそ」「真の救い」(p.36)を見出したと著者は言うのです。 そして、この「神の国」は「来るべき再臨の「人の子」イエスが実現させるはずの」(p.37)もので…