東大駒場キャンパスの桜は、いまは八重が満開です。 良い気候で、あちこち出掛けています。 読書会の仲間7人の「源氏物語を語る会」もありました。お菓子を頂きながら楽しいお喋りです。 今回は2回目で、「藤壺中宮」についてでした。 藤壺と光源氏との関係は物語の最重要の柱です。 (1)第一帖「桐壺」 ―桐壺帝が寵愛した桐壺更衣は、生まれた光源氏3歳のときに死去。 帝は桐壺更衣と「そっくり」といわれる藤壺を妃に迎える。源氏は4歳年上の彼女を恋い慕う。 (2) 第五帖「若紫」―18歳の源氏は、藤壺に言い寄り密通を果たし、彼女は身籠ってしまう。 (3)第七帖「紅葉賀」―藤壺は男子(後の冷泉帝)を出産。 桐壺帝…