- 日本の律令
- 大宝律令 → 養老律令 → 刪定律令
編纂者は藤原不比等。
奈良時代は孝謙天皇の代、天平勝宝9歳(757年)5月20日に施行された律令。『刪定律令』は廃止されたと見られ、明治まで現役*1だった律令である。しかし、写本を含めて原本は見つかっていない。
散逸してしまった他の律令と異なり『令義解』、『令集解』などによって令の大部分が復元されている。このため、他の律令を推定する際の手がかりとされる。
藤原仲麻呂が紫微内相に就任した日に施行されているため、施行目的は当代の政権の威光を示すことで、内容は『大宝律令』と大差ないと考えられている。