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食中毒

(サイエンス)
しょくちゅうどく

一般的には、有害物質を含む食品を摂取することで起こる、嘔吐、腹痛、下痢、時に発熱を伴う急性胃腸炎、急性神経麻痺のことを指す。
食中毒の概念は国や時代によって異なっており、厳密な定義は難しい。現在の日本では、食品衛生法によって「食中毒患者」を以下のように定義している。

食品、添加物、器具若しくは容器包装に起因して中毒した患者若しくはその疑いのある者

このため、何かを食べて健康を害した場合、広義の食中毒と考えて問題はない。しかし、患者が感染源となり、さらに感染を広げてしまうような場合は「経口感染症」として対処し、さらなる感染を防ぐ必要がある。そのため、経口感染症と純粋な食中毒を分類して扱うこともある。
 

経口感染症

病原性が強く、人から人への感染が起き得る。
「感染症の予防及び感染症の患者に対する衣料に関する法律(感染症新法)」で規定されている。

コレラ、細菌性赤痢、腸チフス、パラチフスなど

 

食中毒

病原性は比較的弱く、原因菌が食品中で増殖しないと発症しない。人から人へ直接感染しない。
「食品衛生法」で規定されており、さらに細菌性、自然毒性、科学性に分類できる。

腸炎ビブリオ食中毒、サルモネラ食中毒、病原大腸菌食中毒、ブドウ球菌食中毒、ボツリヌス中毒、ウェルシュ菌食中毒、セレウス菌食中毒、化学性食中毒、自然毒食中毒など

 
ノロウイルスが原因の食中毒は、感染症としての側面と食中毒としての側面があり、上記での分類は難しい。
また、分類に関わらず、食中毒の基本的な予防策は、食前、調理前や生物をあつかった後に手を洗うこと、しっかり加熱すること、できるだけ早く食べること、食器使用後はすぐに洗浄し、スポンジは熱湯消毒し乾燥させること、などである。
 

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