推古天皇が豊浦宮(とゆらのみや)に即位した6世紀の終りから,元明天皇が平城京に都を遷す710年までの約100年間を指す。
「飛鳥」とは、この時代に朝廷が存在した地域の名前。現在の奈良県高市郡明日香村の一帯を指す。
飛鳥時代の政治は、【聖徳太子⇒中大兄皇子(天智天皇)⇒天武天皇】と、紆余曲折を経ながら、これまでの地方豪族の連立政権から、天皇を中心とした「親政(しんせい)」を目指した。また、飛鳥時代の後半には、「日本」という国の名前や、「天皇」という言葉が使われ始めたとされ、701年に制定された“大宝”以降、「年号」が全国民に知れ渡る形で使われ始めた。