政治家が(個人的にではなく)公式に靖国神社に参拝すること。
日本会議などが要求している。
という捉え方をする人もいる。
この場合、政教分離および戦後処理の点から問題となる。
靖国神社に参拝する政治家は「これは私的参拝であって公式参拝ではないので政教分離原則には抵触していません。問題ありません。私にも信教の自由があります」という主旨の弁明をおこなうことがある。
ただし、本人が「私的」と主張していても実際には特定の宗教・宗教法人を優遇している可能性があり、この点に関して多くの訴訟がなされている。
また、いわゆる「靖国問題」においては、政教分離問題のほかに、A級戦犯合祀に代表される靖国神社管理法人の政治的主張の当否も争点となっているが、「私的参拝」論はこの争点に対して直接に応答しているわけではない。
→「靖国問題」「靖国神社」「日本会議」