日本の出版社。正式名称は株式会社青林堂。
1962年設立。1964年に創刊した「月刊漫画ガロ」は異色の編集方針で知られ、「ガロ系」と呼ばれる前衛的な作品で一時代を築いた。しかし1997年に経営難とそれに起因するお家騒動でガロ時代の編集者・執筆陣を喪失したことで大ダメージを受け、ガロは事実上廃刊*1。現在は漫画界の第一線から姿を消している(過去作品のオンデマンド販売のみ継続)。
近年は保守的・右翼的な政治書籍・雑誌の出版に専念しており、右派系ネットユーザー(いわゆる「ネット右翼」)をターゲットにした論壇誌「ジャパニズム」を隔月で発行していることで知られる。2012年には久松文雄の「まんがで読む古事記」が「神道文化会」主宰の「神道文化賞」を受賞した。
*1:お家騒動時に離脱した編集者らが設立した青林工藝舎の隔月誌「アックス」が事実上の後継誌となっている。