日本占領下の台湾において発生した最大にして最後の抗日蜂起事件。 1930年10月7日、原住民に暴行を働いた日本人巡査を現地人が殴打。かねてより、日本の皇民化教育において差別的な扱いを受けていた原住民タイヤル族は、日本からの報復を恐れ、先手を打つ形で蜂起したとされている。1930年10月27日に現在の台湾省南投県霧社で発生した。すぐに日本軍などによって鎮圧された。死亡者は約700名と推定される。
「台湾で大ヒットを記録した『海角七号 君想う、国境の南』のウェイ・ダーション監督が、日本統治下の台湾で起こった台湾先住民族セデック族による抗日暴動『霧社事件』を全2部作で描いた歴史大作の前編。ジョン・ウー、テレンス・チャンらもプロデューサーを務め、プロダクションデザインの種田陽平、日本軍人役の安藤政信、木村祐一ら、日本からもスタッフ、キャストが参加している。1895年、日清戦争で清が敗れると、台湾中部の山岳地帯に暮らす狩猟民族セデック族の集落にまで日本の統治が及び、平穏な生活が奪われていく。それから35年、父親の跡を継ぎ一族の頭目となったモーナは、村の人々とともに日々を耐え忍んで生きていたが、…
・亀田俊和氏の勤務先への抗議などは、絶対にやめて下さい。宜しくお願い致します。 ・初めて当エントリーを読まれる方は、亀田俊和 - Wikipediaの他、以下の「呉座勇一事件(呉座騒動)」に関する記事などの、ご一読をお勧め致します。 kensyoiinkai.hatenablog.com kensyoiinkai.hatenablog.com kensyoiinkai.hatenablog.com kensyoiinkai.hatenablog.com ・当ブログへのご意見、ご感想及び情報提供などにつきましては、下記のメールアドレスまでご連絡下さい。場合によっては、謝礼等も前向きに検討致します…
六度の台湾自転車旅、5度目の時、台湾道路最高地点・武嶺(3,275m)を走ってる。 Google 写真 台湾の歴史には、日本が多大に関与してる。六度も走ると、台湾各地、日本との様々な争いで命を落とされた方々の慰霊碑が多い事を知る。 そんな中のひとつに、霧社事件 なる記録がある。 www.y-history.net 今回、その全貌を知る事となる。 youtu.be 更に、その事件を映画化した2本を、Amazon Prime Video で観る。 5度目の自転車旅は、その舞台となった地域を走っていた。 youtu.be 当時は、事前調べで、同事件の事は、多少、学んでたが、そこへ通じる山岳道路は、想…
レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「セデック・バレ 第二部虹の橋」(2013)です。 勇猛なセデック族は霧社を制圧すると、山の中に消えて討伐部隊を待った。意外にも霧社での殺戮は、逃げた生存者からの通報で直ぐに警察、陸軍部隊に知れ渡り、2日後には霧社を奪回した。 暫くすると台湾守備隊鎌田支隊が駆け付けた。当初は、山岳ゲリラ戦に戸惑った支隊であったが、航空機からの爆撃、火砲による攻撃で少しずつセデック族を圧倒し始めた。 特に、迫撃砲による攻撃が効果を上げた。が、それでもなかなか制圧できなく、仕方なくびらん性ガス兵器を使用する。迫撃砲弾も榴弾、催眠ガス弾…
レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「セデック・バレ 第一部太陽旗」(2013)です。 昭和5年に台湾で起こった原住民族が起こした最大の抗日蜂起事件、霧社事件を描いた作品です。私もこの蜂起事件を知ったのは、山本薩夫監督「戦争と人間 第二部」だったと思いますが、ほんの数カットですが紹介されます。それで知りました。父に聞いたら勿論知っていました。当時、結構大きな抗日事件だったのでしょう。私は当初、この映画を邪教がらみの山岳ジャングル活劇かなと思っていましたが、とても真摯に作られた志の高い映画でした。 映画は台湾映画で、韓国、中国の一部のヒステリックな抗日…
賽德克・巴萊(Seediq Bale) 2011年9月に現地公開され大ヒット、その年の台湾金馬獎5部門を受賞した歴史超大作映画、魏徳聖(ウェイダーション)監督作品『賽德克・巴萊』(邦題:セデック・バレ)が、今年のゴールデンウィーク、ついに日本で公開されます。国際映画祭など海外用に編集されたインターナショナルバージョンではなく、前後編合わせて4時間半を超えるフルバージョンでの公開です。日本では昨年3月、第7回大阪アジアン映画祭で初上映され『観客賞』を受賞するなど注目を集めていますが、正式な興行としての上映は今回が初めてとなります。 映画『賽德克・巴萊』は、日本による台湾の植民統治開始から35年後…
8月7日の台湾国際放送『ミュージアム台湾・台湾博物館』の後半では、いよいよ現地公開が来月に迫った魏德聖(ウェイダーション)監督の最新作『賽德克・巴萊』(セデック・バレ)の話題に合わせて、この映画で取り上げられている、今から81年前、1930年に発生した台湾原住民族・セデック族による最大の抗日事件『霧社事件』について、関係者へのインタビューを中心に、日本人アナウンサー・高野華恵さん、台湾人アナウンサー・荘麗玲さんが紹介しています。 霧社事件、台湾では今年、例年にも増して注目を集めているそうです。 霧社は、台湾のちょうど真ん中、南投県北東の山間(現在の南投県仁愛郷)にある集落です。その南投県にはタ…
『賽德克・巴萊(Seediq Bale)』(セデック・バレ)は、2011年9月現地公開予定の台湾映画です。前後二部作の長編で、9月9日から前編が、同月30日から後編が続いて上映されることになっています。 この映画は日本が台湾を統治していた1930年代、日本人に対抗した英雄として現在も20元硬貨にその肖像が刻まれている原住民族・賽德克セデック族のリーダー・モーナルダオを主人公に、台湾中部南投県で当時実際に起きた原住民族と日本軍の戦い『霧社事件』を描いた作品で、今年のカンヌ国際映画祭にも出品が予定されています。 『真の人間は、肉体では負けても、魂では必ず勝つ』。 こう書くとかなり反日を意識させる映…
子供の習い事での送り迎えの待ち時間。 義父の病院の送り迎えの待ち時間。 家庭の買い出しの待ち時間。 子供の寝かしつけ時。 洗い物。洗濯物などの家事中。 土日の朝。 隙間時間で250本映画を観ていた。 せっかくなので感想を残しておきたいと思う。 5+の映画は人にもお勧めしたい。 評価 タイトル コメント 5+ 活きる(字幕版) 中国映画。悲しい事、良い事が次々起こる。塞翁が馬って感じの映画。年老いたコン・リーが老けメイクしても綺麗さを隠せないのが違和感。 5+ セデック・バレ 第一部:太陽旗(字幕版) 日本統治下の台湾における先住民族(首狩り族)と日本軍の戦闘の話。霧社事件で有名。セデック族頭目…
「1930年、日本統治下の台湾で起こった先住民族セデック族による抗日暴動『霧社事件』を描いた歴史大作2部作の後編。セデック族の決起部隊が学校を襲撃し、女子どもの区別もなく多くの日本人の命が奪われる。これを鎮圧するため日本軍が直ちに出動するが、山岳地帯の地の利を知り尽くしたセデック族の前に苦戦を強いられる。しかし、圧倒的な武力で徐々に形勢は日本軍に傾いていき、セデック族の戦士たちはひとりまたひとりと命を落としていく。監督は『海角七号 君想う、国境の南』のウェイ・ダーション。製作にジョン・ウー、テレンス・チャンらも参加」映画.COM 昨日、紹介した作品の第二部。 これまた素晴らしい(笑)。 それで…
人文学徒としての私があとで見返すための文字起こし。私は動画で知識を得ることが苦手な人間なので、文字であとで見やすくしてたいがための行動です。 イスラエルによるパレスチナへのジェノサイドに関して、京大で行われたシンポジウムで岡真理先生の発言部分で全人文学徒が読むべき内容の書き起こし。 動画 核心に到達するまでに特に人文学徒が心得なければならないこと、30分40秒あたりから。 youtu.be (私たちの社会が殺したウィシュマさんのことから、)ヨーロッパにおけるユダヤ人の死と ウィシュマさんの死は繋がっています。ナチスドイツの時代において、ナチスの支配下の地域では、ユダヤ人というラベリングは、その…
・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 当ブログは、歴史の定説を恣意的に書き替える為に作成している歴史修正主義と民族主義のブログである。 ・ ・ ・ アメリカ軍は、昭和天皇や皇族を惨殺すべく付け狙ってい朝鮮人テロリストを味方にして、昭和天皇・日本国・日本軍・日本人への暴動・反乱・内乱を起こす事を期待して朝鮮半島への空爆を控えていたが、朝鮮人の慎重な思慮遠望な気性に裏切られた。 ・ ・ ・ 軍国日本と日本軍は、国外の戦場でアメリカ軍などの連合軍と絶望的な死闘を繰り返し、国内の被災地で甚大な被害をもたらす東南海トラフ大地震と…
九族文化村 日月潭から少し離れた場所にある九族文化村は、テーマパークと民族博物館が一体化した施設です。 GoogleMapで道を選んだせいか、とんでもなくローカルな山道を走った後到着しました。 テーマパークは閑散としていましたが、徐々に旅行者や遠足? の中学生たちが入ってきました。 オープンと同時に入城したところ、貸し切り状態 貸し切り遊園地 民族エリアでは、現地の原住民が舞踏等のパフォーマンスをやっていました。 遊園地のスタッフも、近場の原住民の方が多いようです。 ダンス 全国の各部族によってつくられた伝統家屋を実際に移築したものが展示されています。 各部族ごとに、居住環境、素材、間取りや設…
コロナやらなにやらで4年ぶりの海外旅行である。この年末年始は近場で楽しめそうなところで、台南に1週間行くことにした。ただぼんやり行くのもつまらないので、戦前に書かれた本の舞台を見てこようと思う。幸い各書の解説が親切で、地図なども掲載されている。 1.内田百閒のシュガートレイン(新営の五分車) 『蓬莱島余談』(内田百閒、中公文庫、初版2022年) 『阿房列車』の著者である内田百閒は鉄オタとして知られているが、法政大学の教員時代には航空部の顧問を務めたり、その後は日本郵船の嘱託になったりと、乗り物一般と縁が深い。郵船の嘱託になった昭和14年(1939年)の秋には、郷里の岡山中学の一年先輩の中川蕃(…
レンタカーで台湾の田舎を徘徊 先日、11日間の台湾旅行にいってきました。 今まで海外旅行した中で一番日本に(距離的にも文化的にも)近い国でした。 最後に海外にいったのがコロナ前なので久しぶりの海外旅行でした。 都会と人混みが苦手なので、金門島と台湾中部~東海岸にかけて観光しました。 台北を出てから戻ってくるまでは、日本人に1回も会いませんでした。 JAFに8千円を払って免許証の翻訳を作成してもらえば、レンタカーを借りられます。 金門島は、バイクあるいは電動スクーターがレンタル可能です。電動スクーターに初めて乗りましたが、乗り心地は快適でした。島の各所にバッテリー交換所があり、入れ替えるも簡単で…
こんばんは、すきーやです。 久々に最終の新幹線での出張帰りです。10月の人事異動でとあるプロジェクトに関わることになり、東京出張が増えそうな予感です。 今週のねこ達 今週は子ねこ達を洗いました。多分生まれて初めて洗われたはずです。 私の猫アレルギー対応と寒くなる前に一度洗っておきたいねってこてで。 先住ねこ達の小さい頃は、洗うと腕が傷だらけになった記憶があるのですが、今回のちび達は騒ぐこともなく、おとなしく洗われていたようです。洗った後もドライヤーを怖がらずに乾かすこともできたとのこと。 その後、先住ねこ達が毛繕いを手伝っていました。微笑ましい。 9月のシルバーウイーク(バースデー週間)に4年…
清末 中華民国 中国の歴史10 ラストエンペラーと近代中国 清末 中華民国 (講談社学術文庫) 作者:菊池 秀明 講談社 Amazon 前半は、清 vs 太平天国や義和団の乱。特徴はある程度成功するとすぐに内部分裂を引き起こすこと。その後は清朝内部の改革派(洋務派)のあたりまでは、日本を見習って改革をすすめようと日本留学熱などあったのだが・・・伊藤博文ら日本首脳は清が立てなおることよりもグチャグチャになることで火事場泥棒的な利益を得ようとする。そんな明治のころのボタンの掛け違いが1945年の敗戦につながるんだな・・と。 中盤は、国民党による清朝打倒による中華民国成立、その一方でロシア革命を受け…
癸卯年七月廿五日。重陽。気温摂氏23.1/31.0度。台風のあと天候不順(雨量9.5mm)。 昨日の台風13号の降水量。台風に対して少しでも内陸の茂原(391mm)が沿岸の鴨川や君津を超える降水。茨城では鹿嶋と日立。鹿島は千葉と同じ線状降水帯だが茨城県北は日立から福島県のいわき迄、線状降水帯の停滞で大雨に。日立市役所は震災のあと防災拠点として立て替へられてゐたが今回、地下の電源機器水没で停電。 今朝も始発から千葉の佐倉~成東、外房線、常磐線では勝田~高萩間が不通。 勿来関を越えれば白水阿弥陀堂も極楽浄土を模した庭園が水害で御堂は水上に浮かぶどころか御堂にも20cmの浸水ださう。それでも阿弥陀仏…
小さな場所 (文春文庫) 作者:東山 彰良 文藝春秋 Amazon ちょうどそのころ、国語の授業で作文の宿題が出た。課題はなんと「わたしの街」! ぼくは紋身街のことを書こうとして、またもや愕然とした。口のなかが干上がり、原稿用紙に汗がぽたぽたと滴り落ちた。あらためて自分の生まれ育った街のことを書こうとしても、心が浮き立つような思い出がほとんどなんにもないのだ。父ちゃんは一杯八十五元の排骨飯や鶏腿飯を売ることにうんざりしていて、不機嫌に煙草を吸い、ときどき母ちゃんをひっぱたく。母ちゃんはときどきぼくをひっぱたく。店の客筋も微妙だ。探偵の孤独さんは謎めいていて、チンピラの鮑魚は腰抜け。彫り師のケニ…
以上、『アジアはひとつ』(NDU1973:井上修)より 『アジアはひとつ』(NDU1973:井上修)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。「逝ける映画人を偲んで 2021-2022」特集の1本。310円。アジアはひとつ(96分・16mm・パートカラー) 追悼:(監督・撮影)井上修 沖縄社会の深層に光を当て、沖縄本島から台湾人労働者たちの足跡をたどり、先島諸島を経て台湾山間部のタイヤル族の部落へと行き着くドキュメンタリー。布川徹郎らとともに映画集団「日本ドキュメンタリストユニオン(NDU)」として4本を製作した井上修は、NDU解散後も竹中労との協働を続けた。 (以上、…