電波系(でんぱけい)とは、元々の意味は「頭の中に誰かからの声、思考、指示、妨害が電波で届くと称する人」「本当に電波が視覚的に見える人」、要するに脳に何らかの障害または特異な発達をした人のことを言う。こうした「幻聴」は、かつて電波が一般的でなかった時代は「動物」や「霊」によるものともされ、「キツネ憑き」などと呼ばれていた。
現在、電波系という言葉は、単に妄想や妄想癖のある人を指したり他者とのコミュニケーションをとろうとしない人に使われるなど、他の意味での用途や別の見解が入って変質してしまった部分も少なくない。サブカルチャーやオタク系のメディアで用いられることの多い表現である。他に、「電波」「デンパ」「デムパ」「毒電波」「電波少年」(深夜番組の「電波少年」とは異なる)「電波少女」などとも表記、表現する。
また、誰もいないのにしゃべり続けて独り言を言っている人をさすこともある。但し知的障害者などにそういう症状を持つ人があり、この言葉を使用することは差別に当たるため注意が必要である。