OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場するモビルスーツ。
地球連邦軍の先行試作量産型MS。型式番号はRGM-79[G]。RGM-79ジムに先んじて製作された。
RX-79[G] 陸戦型ガンダムと同じく、陸軍省の管轄で製作された機体で、陸戦型ガンダムの生産ラインが流用された。そのため両機種のパーツ互換にはかなりの親和性があり、現地での部品交換なども容易に行えた。逆に本家筋にあたるRGM-79ジムとの親和性は非常に低く、別系統の機体といえる。
外観は陸戦型ガンダムに酷似しているが、大きな差異は頭部の形状とRGM-79ジムと同型のバックパック、胸部の多目的マルチランチャーとバルカン砲のオミットである。コスト削減のため、グレードの低い部品を採用しており、性能面では陸戦型ガンダムに劣る。ただし、装甲材質は陸戦型ガンダムと同じくルナチタニウム合金が採用されていた。そのため生産性は低く、本格的な量産には至らなかったとされる。
配備先は主に東南アジア方面軍で、オデッサ作戦にも投入された。『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』ではコジマ大隊の一員として使用された。
陸戦型ジムには、空間戦闘用(宇宙戦)に改修したRGM-79[E]も存在していた。