前回のあらすじ 関東の抑えとして鎌倉に出兵する案を後醍醐帝に奏上するべく参内した足利尊氏(真田広之)を、三位局(阿野廉子:原田美枝子)とその取り巻きである公家達が邪魔をする。自分の派閥に協力し政敵である護良親王へ対抗するのであれば、尊氏の案が却下されないように事前に根回しをしてやろう・・と。 尊氏は「自分は取引はせぬ」と再度取次ぎを願い出、後醍醐帝(片岡仁左衛門)の前で直言する。最初は怒り、「北条氏のように鎌倉に幕府を開くつもりではないか」とまで言う帝だったが、尊氏が理をもって説き、鎌倉への出兵は許される。 新政は開始半年で早くも綻びを見せ始める中、一色右馬介(大地康雄)の尽力により、”ましら…