チョコレート色の電車がいい味だしてるわい。宮本信子。なんだか久しぶりに見た気がするのぉ。それにしても女っぷりを上げたというか、お年を召して色気を増したんじゃないかな。どうせならこういう人と一緒になりたかった。なんてボソッと呟いたら後ろに婆さんが立ってて、あとは想像にお任せするんだが、この映画のようにほんわかした内容じゃなかっただけは確かだ。短い群像劇とでも申せばいいのか、この2011年の映画は一本の電車にいろんな人の生きざまが客として詰め込まれていて、イラッとしたり、ほんわかしたりで、つくづく縁とは不思議なものだと痛感されられるの。路線が短いが故に交わる接点も増える。偶然といえば偶然なんだろう…