関西汽船株式会社(Kansai Kisen Kaisha) かつて存在した海運会社。瀬戸内海において旅客・フェリー航路の運航を行っていた。商船三井系列となった後、2009年9月に100%子会社となった。さらに同年10月、営業部門を同じ商船三井系列のダイヤモンドフェリーとともにフェリーさんふらわあへ移管したのち、2011年10月1日にダイヤモンドフェリーとともにフェリーさんふらわあに合併した。
この記事の続きです。 www.rail-miler.site 夢のなかで別府入港 到着後の船内でゆったりの朝食 別府下船 まとめ!さんふらわあ昼便は下り便がお勧め! 夢のなかで別府入港 「さんふらわあ くれない」は早朝4時25分に別府入港でしたが、7時45分まで船内に滞在できました。入港の放送はなく、申告すれば入港時すぐに下船することもできるというスタイルなので船内に滞在するのが標準なようです。 実は予約した時は深夜1時入港で案内されていましたが、後に変更になりました。おそらく減速して燃料を節約して走る航海計画に変更したのだと思います。クルーズ的には12時間で走ってくれたほうが明るい景色を多く…
この記事の続きです。 www.rail-miler.site 演奏のイベント、備讃瀬戸東航路へ 充実の女性用パウダールーム 瀬戸大橋通過は室内から? レストランの瀬戸内ビュッフェに大満足! ライトアップされた来島海峡大橋 演奏のイベント、備讃瀬戸東航路へ 昼の瀬戸内海カジュアルクルーズの「さんふらわあ くれない」は播磨灘を航行し、小豆島へ近づきました。ちょうど坂手港から神戸へ向かうジャンボフェリーの新造船「あおい」と反航!「あおい」にも乗ってみたいですね。 北海道から早朝出発してきたので播磨灘で少し昼寝しようと思っていたのに昼間の瀬戸内海が楽しすぎて一睡もしませんでした。 小豆島の地蔵埼を過ぎ…
この記事の続きです。 www.rail-miler.site 出港後ちょっと寂しいコンビニランチ あっという間に明石海峡大橋 「さんふらわあ くれない」船内散策 7甲板の個室通路に客船時代のポスターや地図が! 昼便限定!レストランではドリンクバーが無料! 出港後ちょっと寂しいコンビニランチ 大阪南港出港後、乗船時に配布された資料や海図を眺めながら遅めのランチにしました。海図や資料は前回とほぼ同じものな様ですが、島の説明や通過時刻が記されているので重宝しました。アンケートに回答すると抽選で1組に無料乗船券が当たるそうです。 船内で昼食の営業や販売を行っていないので乗船前にローソンで買ったコンビニ…
この記事の続きです。 www.rail-miler.site 「さんふらわあ くれない」乗船! セミスイートの船室を紹介します 大阪南港を静かに出港! 「さんふらわあ くれない」乗船! 既に乗船開始時刻を過ぎていたせいか、誰もいない長い通路を歩いて「さんふらわあ くれない」へ! クリアファイルと説明の書類を受け取って改札を通過! 通路の壁には関西汽船歴代の船の写真が掲示されていました。 この掲示の出典は「関西汽船の船半世紀」という関西汽船社内で作成された書籍です。はるか昔、呑み鉄たこちゃんは神戸の書店で偶然見つけて買いました。 もちろん、その本には「さんふらわあ くれない」の項はありませんが、…
昼間の瀬戸内海を楽しめる特別な便 運賃は高額なD期間だけど実はコスパが良い? 北海道から前泊なしで大阪南港へ! 大阪南港コスモフェリーターミナル 昼間の瀬戸内海を楽しめる特別な便 瀬戸内海で関西と九州を結ぶフェリー航路はどれも夜出港~朝入港です。これだと宿泊と交通を兼ねることができて物流や観光にとても便利なのですが、風光明媚な瀬戸内海を夜間航海するので景色をあまり楽しめません。 ’フェリーさんふらわあ’(←フェリー会社の社名です。)では「昼の瀬戸内海カジュアルクルーズ」と銘打って昼間の瀬戸内海の航海を楽しめる特別な便を何度か運航しています。 昨年まではその多くが日曜日10時台出港で関西圏以外か…
★1 「インデラコーヒ店」の存在はoldboy君的・青春への入り口・であったもう50年以上も昔の事である。この喫茶店「インデラ・コーヒ・カレー店」が彼の成人への最初をしるした場所だと今も思っている。 初めての出入りは高校生の始めころのことである。季節の休み毎のアルバイト、(氷の卸や、魚屋の手伝い、年末の門松造り)などで得た、小金(こがね)が軍資金である。大学時代の塾講師の稼ぎは、もはやアルバイトではなく、交通費・食費・遊興費など、学費以外を除くすべてを賄うものである。このルールは、母との約束である。そうそう、高校の修学旅行の革靴や、薄手のグレーのハーフコートもアルバイトでのタマモノであった。こ…
前の記事はこちら www.rail-miler.site 朝食は「うどん・おにぎりセット」 湯けむりの別府観光港入港 旧’関西汽船’の面影溢れる別府観光港 朝食は「うどん・おにぎりセット」 朝食のレストラン営業、平時はバイキングでしたが、夕食と同様にセットメニュー営業となっていました。 和定食、洋定食、うどん・おにぎりセットがそれぞれ500円でした。カップラーメンの自動販売機に、朝食の「うどん」に誘導するPR掲示がありました。 夕食のボリュームがあったので朝は軽くでいいかと「うどん・おにぎりセット」を夫婦で一緒に食べることにしました。 レストランでお姉さんに注文すると、1つしか頼まないのならレ…
前の記事はこちらです。 www.rail-miler.site コンパクトなパブリックスペース 夕暮れの大阪南港を出港! レストランはバイキングを中止、セットメニューで営業! コンパクトなパブリックスペース 「さんふらわあ こばると」は夕方出港、朝入港の便利な夜行ダイヤで運航されており、豪華な雰囲気ではありませんが、1泊するには十分な設備があります。パブリックスペースを紹介します。 案内所前の階段を上げると右舷側にプロムナード、ラウンジのスペースが広がります。寝るだけの夜行便である「さんふらわあ こばると」で数少ない、部屋を離れてくつろげるフリースペースです。感染症の影響で席の数が少なくなって…
大阪南港は2つのフェリーターミナルがあるので注意! 約1時間前から乗船開始 デラックスシングルのお部屋紹介! 割高な中九州航路、なぜ? 席の間隔を空けているツーリスト 大阪南港は2つのフェリーターミナルがあるので注意! 呑み鉄たこちゃんは九州へ用事があったので、現地に朝到着できる’フェリーさんふらわあ’を利用しました。 大阪南港には「フェリーターミナル」と「さんふらわあターミナル」と2つのフェリーターミナルがあるので要注意です。 さんふらわあターミナル=フェリーさんふらわあ(別府、志布志行) フェリーターミナル=名門大洋フェリー(新門司行)、オレンジフェリー(東予行) さんふらわあターミナルは…
序文・海の地雷の破壊力 堀口尚次 名立機雷爆発事件は、昭和24年、新潟県西頸城郡名立町〈現上越市名立区〉に漂着した機雷の爆発によって、多くの小中学生を含む63人が死亡した事件である。 太平洋戦争終結から4年後の昭和24年3月30日、名立町小泊(こどまり)の海岸に国籍不明の機雷が漂着した。この日は、風もなく海は穏やかで、大人たちは漁と畑仕事に出かけ、代わりに集落では春休み最中の元気に遊ぶ子供たちの姿が見られた。ドラム缶のような形状の赤黒い機雷は、岸から300メートルほどの位置に浮遊しているところを午後4時頃に出港した漁師に目撃されていたが、機雷とは認識されぬまま、しばらく漂流を続けた。波打ち際か…
商船三井さんふらわあ 大阪~別府航路の概要 運航ダイヤ 就航船 復路は別府観光港から乗船 1人ならこれしかない?スーペリアシングル 商船三井さんふらわあ 大阪~別府航路の概要 運航ダイヤ 下り 日~木曜日 大阪19:05→別府6:55 金・土曜日 大阪20:05→別府7:55 上り 日~木曜日 別府18:45→大阪6:35 金・土曜日 別府19:20→大阪7:25 神戸~大分と同様に、曜日によってダイヤが異なるので注意が必要です。 5分単位のダイヤで細かい?大阪は他のフェリーの動静と調整があるから細かくても理解できますが別府着が8時ちょうどでなく7時55分なのが面白いですね。 夜出港→朝入港で…
《妻の妊娠》 そのころ妻が妊娠していることが分かった。大変だ、子供が出来たら妻の仕事も当分はできないだろう。私も、営業手当がなくなりわずかの基本給しかない。これじゃ、ここで家賃払ってやっていけないよな、と話し合った。どうするか、追い込まれた以上・・・それは、やはり二人の故郷でもある、志筑に行くしかないよなと話し合った。妻の母は、私がそろばんを習っていた先生の家の離れを借りて住んでいた。ソロバンの先生と妻の母は、従兄だという。 思い切って、十月に引っ越した。引っ越しと言っても、家具もないのだから楽なものだった。ところが貸家、貸間がなかなか見当たらない。もっと簡単に見つかると思っていたので困り果て…
《新しい出発・4月に大阪へ転職》 神戸に戻り、三月いっぱいで辞めさせてくださいと親方にお願いした。急にどうしたのだといわれたが、これまでの不平不満は一切言わず、よろしくお願いします。新しい人を雇い入れるご都合もおありでしょうから、今月いっぱいはお世話になりますと頭を下げた。 同級生たちが高二になるころ、大阪の宝石 ケース製作所に転職した。 いつの間にか祖母に刷り込まれた言葉が頭をよぎる。 『品物を右から左に売りとばす商売人になったらあかんよ』 『自分で作りもしないで、人の作ったものを左に売る商売は儲かるかもしれんが、まともな人間はやらんものだ』と。 あとで思えば士農工商意識を刷り込まれていた祖…
〔社会への一歩・就職する〕 卒業時が迫ってきて、就職先が問題だった。当時一組の担任だった東田先生の縁戚である馬場薬局に、住み込みで働くことになった。 卒業式が終わるとすぐに住み込んだ。一般の薬局ではなく、淡路島の津名郡一円に薬の卸商もやっていた。 わたしの任務は得意先の薬局、薬店(当時は許可されていた)を回り注文を受けて届けることだった。毎日、作業用自転車で二つのルートを交互に回る。前回注文を受けた薬や商品を籠に入れて配達する。 夜は、薬の薬剤配合の本を読んでいた。とても興味深く夢中で読み、ノートに書き写していたのだった。 父の呟いた「唐辛子の三番なり」という言葉がどうしてもひっかかり、店にあ…
必要十分なパブリックスペース 案内所・売店 エントランスホール プロムナード 自動販売機コーナー ゲームコーナー レストラン サロン 展望大浴場 マッサージチェアー コインロッカー 銅鑼と地上からのお見送り!神戸出港 部屋に引きこもりの船旅 大分港入港! 神戸~大分「さんふらわあ ごーるど」まとめ この記事の続きです。 www.rail-miler.site 必要十分なパブリックスペース 部屋のチェックの後は公室を見て回りました。 確か本船は10年ぶりぐらいの利用でした。 「さんふらわあ ごーるど」のパブリックスペースは別府航路の新造船「さんふらわあ くれない」「むらさき」と比べると簡素な面は…
<真知子叔母の家に疎開する> 大空襲によって隣近所まで焼けてしまい、住める状態ではなくなったので、真知子叔母の家に行こうと連れだったが、ハーさんはそのまま家に残った。市電は無事に動いていたので、市電で今里まで移動し、あとは歩いて叔母の家まで行った。 真知子叔母の家の周辺はまったく無事だった。知代の家の辺りは、やられたのじゃないかと思うとマーちゃんが言った。 叔母たちは姉妹たちを、「マーちゃん」「ともチャン」と呼び合っていたので、僕もそれに倣って呼んでいた。優子叔母のことをみなは「ネーちゃん」と呼んでいる。 マーちゃんが、ともチャンの家の辺りまで見に行ってきた報告では「あの辺りは全部焼けていた」…
《淡路島に移る》 大阪から淡路島に移されること、祖父母の家から学校に行くことになると優子叔母の口から伝えられた。 だから、これからは決して「お母ちゃん」と呼ばないようにと、念を押されたが、わかっていることとはいえ、おかあちゃんと呼べないことの寂しさは胸をしめつけて苦しい。これで、お母ちゃんと呼べる人は、傍にいないのだなと、おもうだけで孤独感が胸をしめつけるのだった。 小学校入学のための勉強を、ちゃんと自分でするようにと言われた。叔母にもハーさんにも勉強は何も教えられなかったが、踏切のおじさんの処に通って教えを受けた。 いよいよ別れの日が来たとき、おじさんは涙を流して抱きしめてくれた。 『おじさ…
祖母は、街に出るのが好きな人だった。だから祖父がいつも「帰ってくるのがおそい」とぼやいていたものだ。 家を出て十分ほで街に入る。この街は、田舎といえども当時は八千人近い住民がいて、近在の村々から買い出し目当ての人々が多く来て賑わっていた。 醤油も味噌もこの町の大きな工場でつくられていたし、農家がそれぞれに作る味噌や甘酒のために必要なコメ麹工場もあった。この町に来れば生活用品や食料品が何でも揃う、商工業の街ともいえた。 田舎の割に大きな書店があり、文房具店は三つあり、公衆浴場は四箇所あって生活拠点としてはすこぶる便利な街だったのだ。 町の中心に、淡路島では大きいと言われるⅮ信用金庫がある。 その…
8月19日(土)から8月21日(月)の二泊三日の日程で、淡路島と神戸市に行ってきました。今年のお正月に企画していたもので、4月の父の逝去に伴い、中止も考えましたが、皆が集まるせっかくの機会なので、旅行を決行することにしました。参加者は、私と妻、娘と孫娘、弟夫婦、そして兵庫県在住の甥っ子家族、あわせて10人です。 今回の旅行でとりわけ印象に残ったのは、「淡路島のホテルから見た朝日」、「懐かしの神戸港」、そして「雄大な明石海峡大橋」でした。 まず、宿泊先のホテルの露天風呂から見た朝日は、それはもう美しかったです。こちらで見る「西の海岸」の夕日もきれいだけど、朝日の素晴しさを改めて実感しました。次の…
この時期、関東から九州を往復するひとは多いが、逆方向は比較的すいている。 直前(前日)でも予約がとれたので、2泊で横浜(仮住まい)にもどっていて、先ほど帰ってきた。関西便が欠航だったので、お盆とは思えないほど人がいない羽田だった。 台風の影響で欠航になるかもとヒヤヒヤしたが、飛行機自体は、台風の横っ腹を通ってきたにもかかわらず、大して揺れなかった。 今日の大分空港は北風なので、台風を右にみながら潮岬の沖をとおって、豊後水道を北上しながら着陸した。 本当ならこの休みにヨットで回りたかった島々の上空を通るという実に残酷なルートであった。。。 大島(豊後大島)が遠くにみえる。 無垢島と保戸島 無垢島…
内田百閒著、新潮文庫版『第一阿房列車』『第二阿房列車』『第三阿房列車』のまとめ。 登場人物一覧 『第一阿房列車』 特別阿房列車 区間阿房列車 鹿児島阿房列車 東北温泉阿房列車 奥羽本線阿房列車 『第二阿房列車』 雪中新潟阿房列車 雪解横手阿房列車 春光山陽特別阿房列車 雷九州阿房列車 『第三阿房列車』 長崎の鴉 長崎阿房列車 房総鼻眼鏡 房総阿房列車 (1日目) (2日目) (3日目) 隧道の白百合 四国阿房列車 菅田庵の狐 松江阿房列車 時雨の清見潟 興津阿房列車 登場人物一覧 ヒマラヤ山系君 =平山三郎。国鉄の雑誌編集者 交趾君 見送亭夢袋氏 =中村武志。国鉄職員 垂逸君 何樫君 甘木君 …