京産大の最速148キロ右腕・藤川紘斗は、1年前の衝撃を塗り替えるつもりだ。昨春の神院大戦で1失点しながら9回無安打投球で勝利を挙げたものの、まだ納得はできていない。「四球を4つ与えたり、全てがうまくいった試合ではなかった」。今春は相手に付け入る隙すら与えない投球を目指す。 「まだまだ理想の投球ではない。自分の意図した軌道で投げ切れていないので、そこをとことん追い求めてきた。チームを優勝に導ける投手になります」 昨春は5試合に先発するなどフル回転した。しかし、昨秋は開幕前に新型コロナに感染した影響で登板2試合に終わった。「去年1年間を通して課題を見つけられたことは良かったと思います。勝てる投手に…