先に、歌謡曲での例「恋の奴隷」を出したので、もう一つ。 大体、阿久悠さんの詞は、一転して時代先取りしていました。 沢田研二さんの「カサブランカダンディ」 これは、さだまさしさんの「関白宣言」のロジックにも似ています。 どちらも、1979年。 そのまま読むと、男性社会、 でも、彼らの詞の本意は、女性へのリスペクト、女性の自立、 ひいては男性の弱さを歌ったものです。 歌詞の本意を想像する、そんなに難しいことではありません。 ここのところ、ジェンダーではなく、ずっと自立や強者と弱者の視点で通しているつもりです。 「カサブランカダンディ」 冒頭から 〜ききわけのない女の頬をひとつふたつはりとばして で…