国文学(仏教文学、近世芸能)、仏教芸能・話芸研究家。(1929〜)
昭和4年(1929年)愛知県生まれ。大谷大学文学部卒業後、県立高校の教諭・東海学園女子短期大学教授を経て、佛教大学教授。同大名誉教授。文学博士。京都西山短期大学学長。
昭和39年(1964年)『説教と話芸』で日本エッセイストクラブ賞受賞。
仏教僧が行った芸能としての「説教」(節談説教)が話芸の源流にあるとの観点から、独特の芸能史を展開。祭文・琵琶・浄瑠璃・浪花節などの語り物や、節談説教・絵解き・万歳・講談・落語などの「話す芸」について多角的に究明。「話芸」という言葉の創始者。