吉原理恵子作の同名小説を原作とするアニメ作品。 1992年・1994年にOVAが発売。 2009年秋より、リメイク版がOVAとして発売される。全13話予定。
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吉原理恵子のボーイズラブ小説。 雑誌JUNEで1986年〜1987年に連載。 1992年・1994年にアニメ化(OVA)。 2009年にはアニメのリメイクが行われる。OVAで全13話予定。
間の楔 1 (キャラ文庫)
間の楔2 (キャラ文庫)
間の楔 3 (キャラ文庫)
吉原理恵子著「間の楔」は発表から30年以上を経ても、尚も読者を魅了する名作。 ※年号にすると 昭和→平成→令和に至り、改めて感じる凄み。 前記事「すてい・ほーむ」の続きを書いていましたが、体調不良気味であったり再び追憶沼に引き込まれそうになったり(汗)で放置状態でした。ようやく筆不精の重い腰を上げたものの(笑)、今度は記事自体がタイトルを含めて何故か気に入らなくなりました。その為、記事そのものを全て書き換えました。ただ詰んでボツにした訳ではありません。別記事にする予定ではあります(多分)。 私が吉原理恵子著「間の楔」を初めて読んだのは中学時代です。その二次創作が多数存在することを知ったのは大人…
吉原理恵子著「間の楔」は発表から30年以上を経ても、尚も読者を魅了する名作。 ※年号にすると 昭和→平成→令和に至り、改めて感じる凄み。 昨年2023年にコロナ禍の自粛ムードがようやく終わりました。私の禍中は職場と自宅の往復もしくはステイ・ホームの日々でした。 県外移動が敬遠される中、私の気晴らしは地元の大型スーパー等へ行くことでした。しかし見慣れた景色では何だか物足りません。 ここでフト「間の楔」のCP、イアソンとリキの苦悩が浮かびました。リキのペット生活はタナグラ(エオス)で年から年中ステイ・ホーム(笑)です。ミダスでは職場(ブラックマーケット)と自宅(アパティア)の往復のみ。無論、イアソ…
前記事「やっぱりきかい」に書き切れなかったものを余談の形で書いてみました。 secretham.hatenablog.com 最初はあとがきや追記に書こうと考えましたが、記事本文よりも長くなりそうなので(笑)、別記事にしました。全て私のアタマの中の雑多物です。 両足を切断したイアソンはついにリキを解放します。この”土壇場での最初で最後の好意”は深くリキの胸を打ちます。 でも私は記事を書きながら、あるエグい妄想が浮かびました。もしイアソンが最後の最後までリキへの執着愛を発揮したら?両足を失いながらも腕と上半身の力でズルズルと這って行ってリキの足首を掴んで捕まえたら?”お前は私のものだ、絶対に逃が…
吉原理恵子著「間の楔」は発表から30年以上を経ても、尚も読者を魅了する名作。 ※年号にすると 昭和→平成→令和に至り、改めて感じる凄み。 「間の楔」(単行本版&文庫本版)の初読み時の感覚を思い出しながら、なるべく率直に書いてみました。 "右足は膝が潰れて足首がちぎれ、左は太腿から完全にもぎ取られていた。" 吉原理恵子著「間の楔」(光風社出版)P330より抜粋 ダナ・バーンの悲劇を決定づけるイアソンの両足切断。後に加筆修正された文庫本版では更に "その下には青い人工血液がおびただしく散って金属骨が剥き出しになっていた。" 吉原理恵子著「間の楔6」(Chara文庫・徳間書店)264Pより抜粋 の一…
吉原理恵子著「間の楔」は発表から30年以上を経ても、尚も読者を魅了する名作。 ※年号にすると 昭和→平成→令和に至り、改めて感じる凄み。 色々ありまして、初心に帰ろう(笑)と「間の楔」(単行本版)を読み直してみました。そこで気づいたことの一つを書きました。 手袋はどこ? 先ず単行本版ではミダスでクルージング(要はスリ)するリキがイアソンに捕まる場面、続く連れ込み館での弄び(笑)の場面でもイアソンの手袋について全く描写がありません。館を出る際もイアソンは "イアソンが振り向きもせずに出ていく(中略)" 吉原理恵子著「間の楔」(光風社出版)P79より抜粋 だけです。なのでゴミ箱云々(笑)の下りはあ…
吉原理恵子著「間の楔」は発表から30年以上を経ても、尚も読者を魅了する名作。 ※年号にすると 昭和→平成→令和に至り、改めて感じる凄み。 今回は記事1「ねこずな!?」と同じく下世話(笑)なネタです。 正確には下世話なネタを超真面目に?考えた結果です。 (;^ω^) secretham.hatenablog.com ガイがイアソンに攫われたと知っても、ただ深酒するしかないリキ。その酔い覚ましにシャワーを浴びると、何とイアソンが部屋に上がり込んでいた・・・。 この場面のリキはシャワー後でバスローブ一枚羽織っただけの姿です。この後の展開が容易に予想出来るだけに、私的にはリキが身を清め床入り(ベッドイ…
吉原理恵子著「間の楔」は発表から30年以上を経ても、尚も読者を魅了する名作。 ※年号にすると 昭和→平成→令和に至り、改めて感じる凄み。 結局、今回も前回、前々回の記事の続きとなりました。やっぱりキッチリ区切りを付けないと落ち着かないみたいです。 「間の楔」初読みのイメージは ①機械は冷酷無慈悲 ★某映画の冒頭シーンより secretham.hatenablog.com 「間の楔」初読みのイメージは ②ヒーロー不在 ★某映画の冒頭シーンより secretham.hatenablog.com 更に付け加えると人間の盾です。 私は機械は冷酷無慈悲と述べましたが、実は人間も機械に対しては冷酷です。ま…
吉原理恵子著「間の楔」は発表から30年以上を経ても、尚も読者を魅了する名作。 ※年号にすると 昭和→平成→令和に至り、改めて感じる凄み。 私が「間の楔」(単行本版)の初読みは中学時代です(リアタイ世代ではありません)。 「間の楔」の舞台は人間が機械に支配された遠い未来の惑星。冷酷無慈悲な支配者たるスーパーコンピューターと配下の人工体エリート達・・・。 この設定で私が真っ先に思い浮かんだのがハリウッド制作の某SFアクション映画(シリーズもの)でした。 その某映画を初めて観たのは小学校低学年時で、何故かpart2をpart1より先に観ました。その冒頭シーンの衝撃は今でもはっきりと覚えています。 メ…
吉原理恵子著「間の楔」は発表から30年以上を経ても、尚も読者を魅了する名作。 ※年号にすると 昭和→平成→令和に至り、改めて感じる凄み。 <1980年代> ・雑誌「小説June」に6回シリーズで連載される ・カセットブック版「間の楔」制作される <1990年代> ・雑誌掲載の6回シリーズがハードカバー単行本化される ・雑誌「小説June」に「間の楔-異聞 ミッドナイト・イリュージョン」3回シリーズで連載される。後にハードカバー単行本化される。 ・OVA旧版製作される ・ドラマCD「DARK-EROGENOUS」制作される 以上が80年90年代の「間の楔」のメディアミックス化も含めた流れだと思い…
吉原理恵子著「間の楔」は発表から30年以上を経ても、尚も読者を魅了する名作。 ※年号にすると 昭和→平成→令和に至り、改めて感じる凄み。 例えばpixiv(漫画、イラスト、小説投稿サイト)に今現在も投稿される二次創作の数々。 作品のストーリーが素晴らしいのは勿論、cp二人のビジュアルも間違いなく大きな魅力 (*・ ・*)ぽっ 今回はリキに注目。 若干、小柄でしなやかな筋肉を持つリキのイメージはネコ科大型肉食獣。黒瞳黒髪で黒一色を纏う姿は正に黒豹。(*^^*) でも二次創作のイラスト(pixiv等)では黒豹ならぬ黒猫が多いのは流石、イアソンのペットだから?私的には豹でも猫でもケモミミ付きリキのイ…
吉原理恵子著「間の楔」は発表から30年以上を経ても、尚も読者を魅了する名作。 ※年号にすると 昭和→平成→令和に至り、改めて感じる凄み。 前記事「おおらかな」の続きです。 secretham.hatenablog.com 90年代に数多く生まれた「間の楔」二次創作同人誌と、それらを再録し商業出版された「間の楔」同人誌ワールドシリーズ。本家本元の挿絵やカラーを描いた道原かつみさんが三冊とも表紙やピンナップを手掛けています。中でも「イアソン&リキ きせかえ人形」は垂涎モノです。 (^q^)(^q^)(^q^)(^q^)(^q^)(^q^) それから「BLONDY イアソン&ラウール」も見逃せません…
前記事はこちらから(*^-^*) secretham.hatenablog.com 商業BLが一斉に花開いた90年代初頭。 ではBLこと"ボーイズラブ"の言葉はいつ生まれたか?CBボーイズラブ(BL)専門誌の創刊には”最初に「ボーイズラブ」という言葉を表紙でうたったBL誌は、「イマージュ」(1991年創刊、白夜書房)である。"とあります。この言葉は90年代末までに定着したそうです(それまでは「June」「やおい」「耽美」等)。遥か昔(笑)、私が中学生だった頃(「間の楔」初読み頃)、書店でBLは「耽美」の名でコーナーがありました。 雑誌「イマージュ」も展示されていました。確かに表紙上部に"BOY…
19世紀前半。ブラジル帝国はポルトガルからの独立を達成したものの、その後の政治の主導権を巡る内部対立と、独立を求める周縁部の共和主義者たちとの外部対立とで、激しい混乱状態に陥っていた。 最終的に財務大臣のマルティン・フランシスコ・リベイロ・デ・アンドラーダが中心となった自由党勢力によって、幼帝ペドロ2世の早期の親政が開始されると混乱は一定の落ち着きを取り戻すが、この自由党が貿易のあり方をめぐって分裂すると、今度は奴隷解放を旗印に掲げた自由主義勢力が台頭。 これに反発する保守派が蜂起する形で、ブラジル内戦が巻き起こった。 この内戦は最終的に自由主義勢力の勝利で終わり、奴隷制度の撤廃も果たされる。…
アド・テクノス『ノルマンディ上陸作戦』(Normandy Operation Overlord)をソロ・プレイしてみた。 今回は、ドイツ軍の準備が整う前に連合軍がなるべく早く上陸を果たすことにする。 自作のこちらのプレイ・エイドを使って連合軍の計画を立てた。 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1glpJcXCIAOKkKca-xVi4OK63lQreDK-r/edit?usp=drive_link&ouid=114383485636552026459&rtpof=true&sd=true 黒文字はプレイ手順を、青文字は状況や感想を書いた。赤文字は重要…
今だ追憶沼に片脚を突っ込んだ状態ですが「はじめてのBL展」の記事の続きです。 このままでは2023年が終わってしまいます(既に年明けに持ち越す可能性大)。 "(-""-)" secretham.hatenablog.com 2.やおい~やまなし・いみなし・おちなし 雑誌「June」が先駆けとなったBLの商業化がいよいよ進みます。CB「やおい」の誕生によると"もともとは「自分の描きたいところだけ描いて、ストーリーの山も落ちも意味もない」"同人誌を自嘲的に評する言葉であった”そうです。 BL発展における大きな原動力となった同人誌。多くのアニメや漫画から二次創作が生まれた訳ですが、当時は「キャプテン…
全ての労働者・人民は一切の民族主義的・宗派的分断を越え、同じ被支配階級としての国際的団結を創造しよう!パレスチナ・イスラエル全域でのプロレタリア的解放のために共に闘おう! (1) ガザ地区に侵攻しているイスラエル国防軍(IDF)は、11月15日未明、ハマス軍事拠点が隠されていると見立てたアル・シファ病院の内部へと突入した。 ここで勤務する医療スタッフはその一週間前から、凄惨きわまる現実を伝えていた——「ここは病院の4階ですが、スナイパーがいます。4人の患者が院内で撃たれました」、「病院を出た人の中には、南部を目指す人もいます。そのような家族が爆撃に遭っています」、「シファ病院では今日の朝から、…
8月19日、中国海軍の病院船がソロモン諸島のホニアラに停泊し、さらに、太平洋の島嶼国に無料の医療を提供する任務の一環として、キリバス、トンガ、バヌアツを訪問しました。
「はじめてのBL展」開催終了から2週間が経ちました。気が付けば7月末で連日猛暑の日々です。やはり主催者様への敬意もあり、展覧内容を記事にするのを迷うこともありました。でも前記事「じゅねたんぼう②」のブログ更新ツイートにまさかの角川武蔵野ミュージアム様がいいねを下さる光栄な出来事もありました。 (*^-^*) 次はいよいよBLのメディアミックス化の歴史です。 CB『カセットJUNE発売当時の反応について』によると ウォークマンの登場も契機になったそうです。確かにBLをこっそり聴くのにピッタリですね。 (//∀//)オオ・・ ”目に見えないぶん創造力を刺激してくれ、妄想がもっと膨らんだり、独特の雰…
「はじめてのBL展」も本日7/16(日)まで。自分が行った時のことを思い出すと何か感慨深いです。 (-_-)シミジミ・・・ と、いう訳で前回記事「じゅねたんぼう①」の蛇足(笑)から書いていきます。 secretham.hatenablog.com CB『JUNE』とルビー文庫の関係についてで長年の謎が解けた訳ですが、思い浮かんだのが極めて個人的な恨み(笑)です。 それはずばり「間の楔」も挿絵を入れろー!!WWWWWWW 光風社の単行本版では表紙のカラーと口絵でしか道原かつみ氏のイラストを見る事ができません。勿論、雑誌連載時のイラスト全収録するのは不可能ですが数点だけでも載せて欲しかったです。…
June・・・それは私が好きなBL作品「終わりのないラブソング」(栗本薫)、「間の楔」(吉原理恵子)、「風と木の詩」(竹宮惠子)の続編小説「神の子羊」(のりす・はーぜこと増山法恵)が連載された雑誌であり、日本のBL史を語る上では欠かせない存在です。 しかし、私が実際にJuneに触れることはなく、上記作品も書籍化された単行本or文庫本を手に取っただけです。その後は様々な取っ掛かりから断片的な情報は知っていました。中島梓(栗本薫)氏の「小説道場」&竹宮惠子氏の「お絵描き教室」etc・・・。 そんな私の心の片隅にあった好奇心を呼び覚ましたのが、偶然にもネットニュースサイトで知った「はじめてのBL展」…
吉原理恵子著「間の楔」は発表から30年以上を経ても、尚も読者を魅了する名作。 ※年号にすると 昭和→平成→令和に至り、改めて感じる凄み。 前記事「ぞうきんがけ」はお下品な内容だったので(汗)今回は真面目で抒情的な考察を目指しました。内容的にはブログ記事「てぶくろはどこ」の補足もしくは続編です。 secretham.hatenablog.com 「間の楔」で描かれたイアソンとリキの最後のキスは所謂シガー・キスでイアソン曰く”ラスト・スモーキング”です。でも「間の楔」が連載された雑誌「小説June」に気になる挿絵があります。イアソンとリキが互いに抱擁し情熱的なキスを交わすイラストです。この挿絵を見…
吉原理恵子著「間の楔」は発表から30年以上を経ても、尚も読者を魅了する名作。 ※年号にすると 昭和→平成→令和に至り、改めて感じる凄み。 ブログ記事「たおるもどうぞ」の続きです。当然?下世話な内容です。 正確には下世話な事を真面目に考察した結果、少しお下品かもしれません。 (*_*) secretham.hatenablog.com イアソンとの壁を使った絡みの後は単行本版では "すえた臭いが、そこら中で淀んでいた。" 吉原理恵子著「間の楔」(光風社出版)P152より抜粋 後に加筆修正された文庫本版では ”壁に、床に撒き散らされたリキの●液の異臭だけがそこら中で淀んでいた。” 吉原理恵子著「間…