長野里美
(アート)
【ながのさとみ】
女優。
融合事務所所属。
1961年8月15日生まれ。神奈川出身。
1981年、早稲田大学在学中に早稲田大学演劇研究会へ加入。旗揚げしたばかりだった第三舞台に参加し、第2回公演「宇宙で眠るための方法について」にて初舞台を踏む。
以後、第三舞台の看板女優としての地位を早くから確立し、「朝日のような夕日をつれて」を除いたほぼ全ての公演に出演、屋台骨を支え続けた。また、外部公演への参加にも積極的で、90年代はサードステージプロデュース作品を中心に、それ以降はシェイクスピア作品に果敢にチャレンジしている。
1996年、リレイヤーIIIに出演した後、文化庁の海外研修員として1年間ロンドンに留学し、留学先で俳優の上杉祥三（夢の遊眠社→アン・ヌフ）と結婚。2002年には上杉と演劇ユニット「トレランス」を旗揚げした。現在、子育てに励みながらトレランスにてシェイクスピア作品を中心とした公演を展開する一方、他演劇公演への出演やテレビ・CMへの出演機会も徐々に増えつつある。
近年ではNHK大河ドラマ「真田丸」にて『こう』役を好演、25話に渡って出演を果たすなど独特な存在感は健在である。
第三舞台では、常に女優陣の中心人物として劇団を支え、明るく力強い女性像を演じてきた。シェイクスピア作品に触れてからはその演技力の幅も広がり、小劇場時代を第一線で走り抜けてきた名舞台女優としての地位を確固たるものにしている。その一方、劇団☆新感線への客演や第三舞台でのかぶりものキャラに代表されるコメディエンヌとしての評価もごく一部では高い、らしい。
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