哲学者 1940年生まれ。東京大学大学院哲学科博士課程修了。 ヘーゲル関係の著書・翻訳書多数。
日本のお笑い芸人。ティーアップのツッコミ担当。1967年3月18日生まれ。兵庫県神戸市出身。里見まさとの弟子を経て1988年に前田勝とティーアップを結成した。
在野のヘーゲル研究者、哲学者の長谷川宏が所沢市の住宅街に地域の小中学生を対象とした学習塾、赤門塾を開設したのは1970年だった。赤門塾は2020年に50周年となったが、塾が開設された数年後からはじまった赤門塾演劇祭も今回で第50回目の開催となった。赤門塾の運営はもう大分前に長谷川宏から、その息子の長谷川優に移管している。個人経営の小さな私塾が半世紀以上にわたって存続しているのも稀有だと思うが、その私塾が毎年三月最終週の週末に行う演劇祭というイベントも半世紀にわたる長い期間、ずっと続いているというのは驚異的なことだ。そもそも演劇祭を定期的に開催している塾は赤門塾くらいだろう。
毎年三月第四週の週末に、埼玉県所沢市の学習塾、赤門塾で行われる赤門塾演劇祭に行ってきた。今回でなんと49回目の開催となる。第47回、48回のレポートは以下に記している。 otium.hateblo.jp otium.hateblo.jp 今年は10名の小学生(小二から小六)による『山火事のとき』(瀬田隆三郎作)、中学生11名と小学生1名による『八十八話』(山本太郎作)、そして小学生、高校生、大学生、社会人による『ゴドーを待ちながら』(ベケット作)の三作品が上演された。 三作品すべて見に行くつもりだったが、開演時間を勘違いしていたため、小学生の部は見ることができなかったのは残念だった。 会場は塾…
ここで言う幸福とは快楽ではなく心の充足を指します。英語で言うところのhappyではなくwell-beingです。 古代ギリシャのソクラテス、アリストテレスから始まり、アラン、ラッセルまでの幸福について解説されています。近代の辺りでは脱線気味でしたが。 この本を読んで気になる哲学者の著書を深掘りするのは良いかも知れません。 追記)現代では、グローバル化しはるかかなたの出来事が良くも悪くも影響を与え、経済性や効率化が持て囃されています。ただ、過去の偉人達は、幸福は華々しいものでも必死に追い求めるものでもなく、身近なところにあり、実現可能で、その努力が人間的価値を豊かにすると言い遺しています。まずは…
いまこそ読みたい哲学の名著 自分を変える思索のたのしみ (光文社文庫) 作者:長谷川 宏 発売日: 2007/04/12 メディア: 文庫 『いまこそ読みたい哲学の名著 自分を変える思索のたのしみ』長谷川宏を読む。 「プラトン、デカルト、パスカル、ルソー、ドストエフスキー、アランから『論語』まで」述べられている。 相変わらずの平易で簡潔な文章。このように書けたらなとお手本にしたいような文章。学習塾の先生兼市井の哲学者というスタンスは、ある意味ズルいかも。つーか、カッコ良すぎ。穢れた世界に生きている者としては、まばゆい限り。 現状にあまりにもぴったりな箇所があったので2か所引用。 「自由な社会と…
Payなびは、複数のファクタリング会社を一括で比較できる革新的なサービスです。 従来のサービスでは、1社ずつ資料を準備して審査を依頼する必要がありましたが、Payなびなら手間なく、効率的に、最安値の会社を見つけて資金調達できます。 でも一体どんな点が優れてるの?もっと詳しく知りたいんだけど・・。 はい。Payなびを利用している人で他社と一体どの点が違うのか質問される方が非常に多かったです。 この記事では、Payなびが他のファクタリングと比べて優れている点やPayなびと他のファクタリングサービスどちらも利用している方に直接聞いて見ました。 ⇨ファクタリング手数料が大幅に安くなる!【Payなび】 …
youtu.be THA BLUE HERB "スーパーヒーロー"【OFFICIAL MV】THA BLUE HERBTHA BLUE HERBヒップホップ/ラップ¥4500 ネコ VTuberっていつも炎上したり活動停止したり契約解除とかなってる印象。 steamで Crystar ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 MISTROGUE ミストと生けるダンジョン 等を購入。減らない積みゲー。 LET ME BE シキナ とまどい 時の雫 口唇 ひどくありふれたホワイトノイズをくれ ピーク果てしなく ソウル限りなく Winter,again ASHES-1969- pure soul G…
youtu.be 清春「ETERNAL」Official Music Video/New Album『ETERNAL』リグレット - Single清春ロック¥255 『2024 02.25 LIVE AT 町田LOFT???』 反航路 (id:giveus)さん夫婦と三人でお茶。 久しぶりに会ったなー。 元気になりましたねと言われた。 前回会った時は瀕死に見えてたって。。。 清春さんのアルバム予約したけど今度は延期しないでね(´・ω・`) 『三島由紀夫 (著) / 真夏の死 (新潮文庫)』 この人は想像でかなり幅広く物語が書けてしまう人なのかも。鉄の様なイメージだったけど艶のある文体とか天才か…
資本主義の生産と環境問題 〜解決策は…難しそうですね 現代資本主義状況とマルクスの非難 資本主義の他の問題点 生産のために必要となる物資 使い続けられる物資 資本主義の運動の結果としての環境破壊 気になったら読んで欲しい本 【マルクス『資本論』】 【玉野井芳郎『エコノミーとエコロジー』】 【長谷川宏『新しいヘーゲル』】 資本主義の生産と環境問題 〜解決策は…難しそうですね 現代資本主義状況とマルクスの非難 マルクスの資本主義批判は、基本的に資本主義というものは労働者を搾取するためのシステムだ、ということになるのかもしれませんが、案外今も変わってないのかもしれませんね。儲けが労働と賃金の差にある…
今回は二冊収穫がありました。 ★市河晴子『欧米の隅々 市河晴子紀行文集』(高遠弘美編、素粒社)・・・跳ね踊るような文章がいい。戦前(しかも満州事変後)でもこんな闊達な旅行出来てたんだなあ。発掘してくれた編者に感謝。★岡田温司『キリストと性 西洋美術の想像力と多様性』(岩波新書)・・・女陰としてのキリストの傷口(!)など、かなりコアなテーマが盛り沢山。岡田さんの本としてはかなり推測に基づく記述が多いが、これはやむを得ない。それにしてもヨハネとイエス、やっぱりあやしかったんだ! ○マリオ・プラーツ『パリの二つの相貌』(碩学の旅1、伊藤博明他訳、ありな書房)○バリー・ウッド『捏造と欺瞞の世界史』上下…
毎週日曜日は、この一週間( 1/22~1/28)に週刊誌や新聞などの書評に取り上げられた旬の本を紹介しています。書評内容については各誌・HPなどをご覧ください。 今週の書評本 *表示凡例◆掲載された媒体: 発行号数 掲載冊数書籍タイトル 著者.編者 出版社 税込価格 書評掲載回数(②回以上のもの) ◆サンデー毎日「遠回りの読書」: 2/4 号 2 冊染織工芸家浦野理一の仕事 小津映画のきもの帖 浦野理一 katsura books 3,960晩酌の誕生 飯野亮一 ちくま学芸文庫 1,430 ◆女性自身「今週の本」: 2/6 号 4 冊続きと始まり 柴崎友香 集英社 1,980 ⑤バーバパパのは…
かつてサルトルが哲学のぼくの関心の中心だった。ぼくの学生の頃にマルクス主義に引き込まれ、政治的な動きが身近になった時に自分の立場をどこかに持つ必要があった。サルトルもマルクスを最後の(のりこえ不可能な)哲学としていたが、マルクス主義が客観的情勢論から主体が自動的に要請されるような論理に思えたのに対して、サルトル哲学は個人の自由な思想の立場を提供するものに思えた。自分の参加や連帯を問う領域が拓けているように思えた。中国では政府のコロナ政策に反対するデモに参加すること自体が身を危なくさせているが、ぼくの学生時代の状況はそこまでではないものの、身の危険はあった。だから中途半端な考えでいると自分が動か…
「人間が人間として存在し、人間と世界との関係が人間的な関係である、という前提に立てば、愛は愛としか交換できないし、信頼は信頼としか交換できない。芸術を楽しみたいと思えば、芸術性のゆたかな人間にならねばならない。他人に影響をあたえたいと思えば、実際に生き生きと元気よく他人に働きかける人にならねばならない。人間や自然にたいするあなたの関係の一つ一つが、輪郭のはっきりした、あなたの意志の対象に適合した、あなたの現実的・個人的な生命の発現でなければならない。あなたが愛しても相手が愛さず、あなたの愛が相手の愛を作り出さず、愛する人としてのあなたの生命の発現が、あなたを愛される人にしないなら、あなたの愛は…
※年の後半に仕事を休んだので、本は例年になく多く読んだ。どう分類するかは、難しいが、自分の興味を探ることでもある。 <科学系 総合的> ★初めて語られた 科学と生命と言語の秘密/松岡正剛✕津田一郎 ★時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙/ブライアン・グリーン ★因果推論の科学/ジューディア・パールほか ★減速する素晴らしき世界/ダニー・ドーリング <人文系 総合的> ★資本主義のその〈先〉へ/大澤真幸 ★存在とは何か 〈私〉という神秘/小林康夫 ★訂正可能性の哲学/東浩紀 ★万物の黎明/デヴィッド・グレイバーほか ※途中 ★死の講義/橋爪大三郎 ★鳥人大系/手塚治虫 <哲学> ★心と…
長谷川宏 (2023年10月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ le livre],東京, 499 pp., 本体価格3,100円, ISBN:978-4-06-533332-7 → 版元ページ)上下巻合わせて1,050ページというのはタダゴトではない。
長谷川宏 (2023年10月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ le livre],東京, 544 pp., 本体価格3,100円, ISBN:978-4-06-523521-8 → 版元ページ)最近の選書メチエは “鈍器本” が多いような最近の選書メチエは “鈍器本” が多いような。
強きを扶け弱きを痛めつけるのがマスコミの本分ではあるけれど、先の霊感商法といい、ま近くは芸能界の性加害といい、じつにひどい。鉄面皮ぶりやらしたり顔のご託宣やら下劣な攻撃口調など、まるでヤフコメ程度ではないか。まあ、益体もないことは天下周知(同僚は「現代の床屋政談である」と警抜な評言をくだした)のヤフコメのほうがまだしも害毒は少ないかもしれない。悪臭は害毒ともいえるが。 なんて柄にもなく世相評判に及んだのは、 ★ドラウジオ・ヴァレーラ『カランヂル駅』(伊藤秋仁訳、春風社) が滅法面白かったから。ブラジル最大の刑務所につとめるお医者さんが見聞きしたことを書いている。なんだか話がつながらないようです…
はじめに 本稿ではヘーゲル『美学講義』(Vorlesungen über die Aesthetik)を取り扱う。 ジャック・デリダ(Jacques Derrida, 1930-2004)はその代表作『弔鐘』の中でヘーゲル『美学講義』の一節を参照している。筆者もまたデリダ『弔鐘』を解釈している最中*1であるが、その際にヘーゲル『美学講義』の解釈を同時に示すと煩瑣に過ぎるように思われたので、ヘーゲル『美学講義』のテクストに内在した読解をここに独立して設けておくことにした。 ヘーゲル『美学講義』 (最初のヘーゲル『美学講義』は『ヘーゲル全集』第10巻に収められ、1835年から1838年にかけて3分…