書状披見候、妻子召連早〻令下着*1旨、尤被思食候*2、依之家来*3之者・百姓以下迄致安堵、荒地*4相返*5致開作*6由可然候、猶以守御法度*7旨、諸事可申付候、委細長束*8可申候也、 五月廿五日*9 (朱印)* 加藤主計頭とのへ (三、2497号) (書き下し文) 書状披見し候、妻子召し連れ早〻下着せしむる旨、もっともに思し食され候、これにより家来の者・百姓以下まで安堵いたし、荒地相返し開作いたすよししかるべく候、なおもって御法度の旨を守り、諸事申し付くべく候、委細長束申すべく候なり、 (大意) 書状拝読しました。妻子ともども早々そちらに到着した旨、もっともなことと感じ入っております。家中の者…