金子兜太は、わが町の隣町である小川町*に生まれ、秩父に育った、我が郷土の詩人(俳人)です。 *小川町は兜太の母親の実家の町です散策しながら、我が郷土の詩人 金子兜太の「自選百句」を「フレージング」しています。春の山々を眺めながら、野を駆け抜け、川を渡り、畦道を踏みしめながら、声に出して詠む「金子兜太95歳自選百句」が、胸に響きます。いつの間にか、金子兜太の句の虜になってしまいました。胸にじんと迫って来ます。心の奥深く響き、自分で句をつくる興味が急に失せ、金子兜太を毎日詠み続けていたい。今日まで、数多の俳人の句を詠み、千五百句ほどは名句を覚えてきましたが、この兜太の百句ほど、心に迫ってきた句はあ…