←→全体最適
ある狭い範囲(見える範囲、考えられる範囲、できる範囲)で行動をし最適にする。 部分最適をしても表面的な解決であり、根本的は問題の解決にはつながらないケースが多いため、してはいけないこととされている。 「井の中の蛙」ということわざと似た意味で使われる。 「部分最適ではなく全体最適をしろ」など。
google:部分最適
日経新聞夕刊の記事に久しぶりに見入った。 10月15日金曜日の夕刊一面だ。 朝刊一面でないところが、微妙な扱いだが、私としては、朝刊扱いするべき記事だとは思う。 見出しは、“米主要SNS中国撤退”とある。 もちろん、IT関連の専門家でなければチンプンになる可能性が高い記事だ。 それでも、最近は、日経新聞などでもDXやAIにGAFAMなどが定番化しているので、数年前よりは、一般の人でも何だろう?と関心が向くのではないかと思う。 私は仕事柄も、企業や官公庁自治体の情報活用と情報セキュリティ関係のビジネスを20年以上しているので、どうしてもこういう記事の発信の意図と背景を推察したくなる。 シンプルに…
企業経営の現場で、どこの会社にも見受けられるのが、部分最適と全体最適の問題である。大きな企業や組織などでよくいわれるセクショナリズムは典型で有名な話である。 そこそこの会社になると事業部制になっていて、独立採算指向が強くなる。事業部間の競争意識がプラスに働くことも狙っているし、ひところはカンパニィー制度ともいわれていたように、一つの会社組織と見立てて事業部運営すると収益も好調となる。 その反面、事業部間の連携や協力が疎かになり、会社全体で見たら無駄が発生したり、コストが重複したりする。組織横断的に存在する管理や人事部門の負担も大きくなる。 また、単一の事業の会社でも、営業部門、直接部門(技術ま…
最近、ビジネスや経済の世界で、エコシステムが流行っている。 もともと、生物学の用語で、生態系と自然環境の相互作用の中での調和という意味合いに捉えているが、この使い方はとても多様だ。 環境問題は言うまでもなく、リサイクル、人材活用、建築、ITでも色々なテーマでエコシステムが使われている。 例えば、新興国の人材活用をエコシステムで考えてみる。今、日本は新興国からの若手労働力で経済の基盤を支えてもらっている。 仕組みとしては、技能実習制度が定着している。 一方的に日本のメリットだけ考えれば、日本の国や日本の企業が新興国の労働力を活用して終わり。極端になると、搾取していると国際批判を浴びやすい際どい制…
書籍「Lean Software Development: An Agile Toolkit: An Agile Toolkit」を読んだので内容をまとめる。 以下の内容は、ほとんどClaude3 Opusを使用して作成している。 Introduction 「リーンソフトウェア開発」は、ソフトウェア開発のリーダーのための思考ツールの本である。本書は、広く受け入れられているリーン原則を、それぞれの環境に適した効果的なアジャイルプラクティスに変換するためのツールキットを提供するものである。リーン思考は、製造業、ヘルスケア、建設業など、多様な分野で劇的な改善を生み出してきた実績がある。ソフトウェア開…
Wordのディクテーション機能を使ってみた。 以下もやもやを吐き出したもの。 ――――――――――――――― モヤモヤしているのかを考えてみる。まずチームビルディングがなされていない。 ゴール設定がない。ゴールを作る上で大事なことは目的と目標を分けることで、うちの会社においては目的に類似したものはあるが目標がないそのためゴールを達成できたところかどうかの確認がとれない。 また業務知識は身に付くが外で活かせる知識は身につかない。そのためどんどん局所化して行く部分最適に沿った人間になっていく。 目の前の与えられたものを処理している能力は身につくかもしれないし強化されるかもしれないがあと暗記力も、し…
@横浜シネマリン ・四季協会 フランス二月革命前後にブランキが組織した革命集団 ・武器の調達 ・内ゲバ ・党 規律 ・共産主義と無政府主義の対立 ・ピース缶爆弾 ただ破壊すること ・「自分の身体を張って闘えるヤツ、本気で孤立できるヤツ、個的な闘いを個的に闘える奴等、孤立した精鋭こそが世界を換える、世界を創る」 ◆感想: 面白かった。まずこの四季協会の組織制度が面白い。よくできている。 主人公のチームは党のために命をかけて仕事をしたのに、党の都合で任務から外される。 大きな目的のために自分を犠牲にするか、それではそもそも自分たちが打倒しようとしているシステムと変わらないとなるか、 全体最適をとる…
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こんにちは、MA部の齋藤(@kyoppii13)です。 ZOZOTOWNでは、プッシュ通知やLINE、メールでのキャンペーン配信を実施しています。キャンペーン配信の例としては、お気に入り商品の在庫数が少なくなったときにプッシュ通知を送るといったものです。LINEやメールといった配信チャネル以外にも、キャンペーンごとにセグメントや実施タイミングも様々で、システムも配信キャンペーンの種類によって複数存在している状況でした。そのため運用保守のコストが大きくなっていました。また、キャンペーンの内容を変更するために開発側での工数が発生している状況でした。 そこでキャンペーン配信を効率的に実施するため社内…
・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・{東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 2024年3月12日 YAHOO!JAPANニュース 現代ビジネス「なぜ日本は「衰退」してしまったのか… なぜ組織の上層部ほど無能だらけになるのか? 張り紙が増えると事故も増える理由とは? 飲み残しを放置する夫は経営が下手? 7万部突破のベストセラー『世界は経営でできている』では、東京大学史上初の経営学博士が「人生がうまくいかない理由」を、日常・人生にころがる「経営の失敗」に見ていく。 【写真】人生で「成功する人」と「失敗する人」の大きな違い ※本記事は岩尾俊兵『世界は経営でできてい…
ここ1年、養老孟司・福岡伸一両先生の作品(著作・講演・記事)から、人間(・生命)についての3つの原理を学びました。私にとって極めて重要な「知見(結果)」ですが、それ以上に、自分の学びの中でその結果を得るに至った「プロセス」を大事にしたいと思っています。 数年前から読書量が徐々に増え、2023年は120冊の本を読みました。大半は近くの市立図書館からの貸本ですが、手元に置きたい本は書店に注文します(地元の本屋さんを応援したいので原則ネット注文はしません)。購入は月2・3冊です。良書は何回も、何十回も読み返します。 前記の価値ある「3つの原理」は、以下の作品から読み解きました。 人間の行動原理:『合…
観察と分析を続けての気づき。 アトピーは、細かい部位単位で管理することが出来そうだという話。 仮説段階ですが、考え方を整理するため言語化しておく記事。 どういう事かというと「手指のアトピー」という単位で捉えるのではなく「右手人差し指の第一関節と第二関節の間」という単位で捉えてみるという考え方。 わたしの体の例だと「ふくらはぎ」が別単位と捉えることが出来ます。 足全体を均一にケアしてもふくらはぎだけ痒くなります。 なので、ふくらはぎだけ別ケアをしないとかゆくて夜中に目が覚めます。 この考え方の使える点として、弱点の捕捉に繋がる部分だと思います。 じぶんのアトピーをよく観察すると「いつもかゆくなる…
YouTube動画に、養老孟司先生と福岡伸一教授の対談がある。大谷大学キャンパスツアー/第5回親鸞フォーラム「仏教と生命ーいのちのゆくえー」、10数年前の2011/2/6、92分の動画作品だが、今の時代を見事に予測しているかという内容です。 養老孟司先生の素晴らしさは勿論ですが、分子生物学者・福岡伸一青山学院大学教授の講演が秀逸です。主題は「生命とは何か?、それは動的平衡だ!」です。 その中で「生命・環境・自然」について考慮すべき特徴を挙げています。 1.長い時間軸で考える 2.部分的な思考に陥らない 3.流れをとめない 4.占有から共有へ 5.多様性 この5項目を自分なりの解釈をしてみました…
だいぶ日が長くなりました。真冬にはもう暗くなりかけた時刻でもこんなに明るい。相変わらずの近所の散歩です。 最近読んだ本に歌人の穂村弘さんと、谷川俊太郎や横尾忠則や萩尾望都や高野文子等の方々(敬称略)との対談を集めた文庫本があります。この対談集にはロックの甲本ヒロトとの話も収められているのですが、わたしはこの章は、最近少し慣れてきた「入浴しながら読書する」で読んだのですが、いやーもう生き様がかっこいいなあ、と感心仕切りでした。ロック音楽に感銘を受けてロックをやろうと決めた甲本さん、だけどそれがイコール音楽ではなくて、歌うことも弾くこともしなかった。まず最初に「ロック」という生き方、考え方、態度/…
デジタルマーケティングのための Web サイト構築、映像制作を生業とする会社にいるので、生成 AI の活用は必須マターである。 muranaga.hatenablog.com 昨年(2023年)末、僕が目を通した以下の本を候補に、読書会・勉強会を企画した。 生成AI時代の「超」仕事術大全作者:保科 学世,アクセンチュアAIセンター東洋経済新報社Amazon 生成AI導入の教科書作者:小澤健祐(おざけん)ワン・パブリッシングAmazon マイクロソフト「Copilot」の衝撃 生成AI時代のマーケティング作者:赤井誠,杉原剛,八木克全,大野柊一,長山剛日経BPAmazon 生成AI――「Chat…
交通環境の変化 人口減少による交通事業採算性の悪化、運転手不足の一方で、免許返納等による移動手段を持たない高齢者の増加に伴う移動確保問題等が相まって、地方の公共交通問題が議論されて久しい。 地方においては、もはや、かってのような大量輸送(鉄道)・中量輸送(バス)が必要な需要は存在せず、鉄道・バスの赤字路線の廃止が進んでいる。これを受け、地方自治体は廃止すれば公共交通空白地域となることを避け、「住民の移動の足」を確保するために、一部の路線については、公共交通として、バス事業者に運営委託(公的補助)し、「赤字路線バス」を維持している。 それでも、移動の足の確保が難しい特定エリアについては、利用者へ…
次々と新しいことに取り組まないと、変化についていくのが難しい時代だ。勤務校は私学なので変化しなければ生き残れないということは身につまされて思う。 ただ、変化するということには非常にコストがかかる。自分がそれまで蓄積してきた財産を使い捨てるかのような感覚になるのも仕方ない。 だからといって、今までのやり方を全部握りしめてしまえば…。
ダラダラ書きます。すいません。 研究室について出勤途中で買ったお菓子をつまみながらGoogleニュースを見てましたら以下の記事を見かけました。 president.jp この記事で紹介してくれている調査によると「日本人の”仕事への熱意”を持っている人の割合が5%と145カ国中最下位でした」ということでした。 時代は変われど日本人は勤勉(まじめ)だと思います。求められれば一生懸命やる人は多いと思います。それでも熱意が持てないのは、何となく日本の文化というか構造が原因なのではないかと思うんです。そのあたりについて感じたままに書いていきたいと思います。 福岡で子育てしてきて小中学校の体育の授業など見…
[要旨]変圧器メーカーのNISSYOの社長の久保寛一さんは、今後、デジタル化の波に乗れない中小企業は淘汰されていくと考え、バックヤードは、できるだけIT化して、効率化を図っているそうです。これにより、デジタル化によって生まれた時間を、顧客の新規開拓や社員教育などに充てれば、投資額を上回る業績を上げることが可能であり、すなわち、同社は、バックヤードのデジタル化によって利益を出していると考えているそうです。[本文]今回も、前回に引き続き、NISSYOの社長、久保寛一さんのご著書、「ありえない! 町工場-20年で売上10倍! 見学希望者殺到!」を読んで、私が気づいたことについて述べたいと思います。前…