過去にあったすばらしい出来事をさす。
たいてい、「今よりも昔のほうがよかった」という文脈で使われることが多い。
「過去の」という言い回しは、「現在は残っていない」という意味を暗黙に含んでいるため、現在もその栄光が続いており、将来も続く可能性が十分ある場合、これを「過去の栄光」と表現することはない。
(例:ブラジル国民が、自国のサッカーの華々しい歴史を自慢しても、これは「過去の栄光」を自慢していることにはあたらない。
しかし、引退して今は年老いたブラジルの元サッカー選手が、現役時代の華々しい活躍を自慢すると、これは「過去の栄光」を自慢していることにあたる)
「〜〜に浸る」「〜〜にすがる」など、現在を直視しようとしない、といった否定的な意味で使われることが多い。
すがっている側は、それが「過去の栄光」であることを認めたがらないのが通例である。