造花の蜜

いろいろとせわしない昨年だったが、なんやかんやここまでたどり着いた。今年は、よりせわしなく、全身全霊をかけるべきことが多くなる予感がひしひしとしているが、まあなんとかなると信じて。 ということで2023年下半期に読んだ本のうち、長編10冊ならびに短編10本を紹介する。列挙される順番は決して優劣によるものではない。 長編 『幽玄Ｆ』佐藤究 『ラウリ・クースクを探して』宮内悠介 『ムーン・パレス』ポール・オースター 『それは誠』乗代雄介 『ほんのこども』町屋良平 『ストリート・キッズ』ドン・ウィンズロウ 『卒業生には向かない真実』ホリー・ジャクソン 『島はぼくらと』辻村深月 『塗仏の宴』京極夏彦 …