賀茂光栄(AD.939〜AD.1015年)
平安時代の陰陽師、従四位上、暦博士。
賀茂保憲の長男で安倍晴明と並称される、保憲門下の有能な陰陽師。
父の賀茂保憲が天文道を安倍晴明に譲ったに対する、暦道を賀茂光栄に継承され、これから陰陽師の宗家は賀茂家と安倍家の二支になった訳。
また、安倍晴明と賀茂光栄は賀茂保憲の弟子としてごく有能な陰陽師だが、どちらも陰陽頭に成れなかった。
なお、ふたりは朝廷から行事の吉凶を同時に占わされる事が多かった。
史実ではないが、『続古事談』には、父が光栄が天文道を晴明に譲ったため、晴明をライバル視していたという。