国民が物価上昇に困っているにも関わらず防衛増税を目論む経団連 2024年2月15日に発表された2023年のGDP成長率は、物価の変動を除いた実質がプラス1.9%、物価の変動を含めた名目がプラス5.7%だった。特に、年間の名目GDP成長率が5%を超えるのはバブル末期だった1991年以来のことで、名目から実質を引いたGDPデフレーターは3.8%と1980年以来の高さとなっている。 その一方で、四半期別の実質GDP成長率は2023年7~9月期が年率マイナス3.3%、同年10~12月期が年率マイナス0.4%と2期連続のマイナス成長だった。2023年10~12月期の実質GDP成長率の内訳を見ると、民間企…