阪神淡路大震災(M7.3)から17日で29年になる。我らの住む地球は何とも怪しい星のようで、「地に足」をつけていても全然安心な状態ではない。その大地が地殻でありプレート(plate)と呼ばれる岩盤だが、地球の半径の1%ほどの厚さしかない。我々が大地と思っているのは、地球のほんの一部である浅い表面のことなのだ。地球の半径が6,378kmとして、plateはせいぜい数十キロメートル。岩盤の下にあるマントル(mantle)は地表から2,900kmまでの剛体、mantleの表面は流動性のある剛体なので、これが動く。Mantleは地球の容積の82%に相当する巨大なものだが、剛体ではあっても、我々が考える…